生活定点 通信教育課程での学び

生活定点データのうち通信教育の回答率の推移を示したグラフ

生活定点 通信教育課程での学び

「生活定点」のデータを使ってみよう!第1弾です。
(第5弾までありますので、ご興味のある方はそちらもどうぞご覧ください)

第1弾では「通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う」という質問項目に焦点をあて、早稲田大学の人間科学部(通信教育課程)に実際に在籍している学生数と比べてみます。

生活定点」とは、博報堂生活総合研究所が1992年から隔年で実施する時系列観測調査のことです。

上の「生活定点」のウェブサイトをご覧になるとわかるように、1992年から2018年までの隔年の調査結果が回答率(%)という形で表示されています。そのため、様々な質問項目の推移を回答率の変化によって観察できます。オリジナルのデータが提供されているわけではないため詳細な分析まではできませんが、それでも回答率の変化から様々な質問項目の傾向を読み取ることができます。

「生活定点」の質問項目は多様です。

例えば、「学び」のテーマだけでも

・通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う
・外国語を使えることが今後ますます重要になっていくと思う
・こづかいや副収入につながる技術や資格、免許を得たい

など、22ほどの質問項目があります。

ここでは、「通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う」という質問項目に焦点をあて、早稲田大学の人間科学部(通信教育課程)に実際に在籍している学生数と比べてみましょう。

両者に同じような傾向がみられるでしょうか?


「生活定点」のデータを使ってみる!

博報堂生活総合研究所「生活定点」調査のデータは、Excelファイルで提供されています。データを ダウンロード して使うことができますので、まずは、ダウンロードしてみましょう。

ダウンロードした「生活定点」のExcelファイルは、シートごとに性別、年齢別、地域別データで整理されています。それぞれのシートを確認してみましょう!

ここでは

項目番号 635
質問分野 08.学び
 通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う

の、性別(MaleとFemaleのシート)の回答率(%)を使ってみます。

ダウンロードしたデータを使って折れ線グラフを描くと、以下のようになります。

生活定点データのうち通信教育の回答率の推移を示したグラフ

グラフからは、「通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う」人、年々減っていることが読み取れます。

少々残念な結果となってしまいました。

原因として

「通信教育を使ってでも学びたい!という意識が、消失傾向にある?」や
「生活に余裕がなくなって、学ぶどころではない?」

などが考えられますが、提供されている「生活定点」のデータだけからこれ以上詳細な分析をしていくことはできません。


早稲田大学人間科学部の通信教育課程の学生数と比較!

「生活定点」の調査結果から、「通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う」人が年々減少傾向にあることがわかりました。

では、実際に、通信教育課程で学ぶ人は減っているのでしょうか?

早稲田大学人間科学部の通信教育課程に在籍する 学生・生徒数 を使って、確かめてみましょう!

・左下が「通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う」回答率
・右下が「早稲田大学人間科学部の通信教育課程」の在籍者数

を表したグラフです。

生活定点データの回答率と人間科学部eスクールの在籍者数の推移を示したグラフ

グラフをみると「通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う」人が減少傾向であることと同様、「早稲田大学人間科学部の通信教育課程」に在籍している人も減っていることがわかります。

実際に、通信教育課程で学ぶ人は減っていました!

ただし、上のグラフをながめていると、男性より女性の方が、通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う率も早稲田大学人間科学部の通信教育課程の在籍者数も多いことがわかりますね。


まとめ

「生活定点」のデータから、通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う人は減少傾向にあることがわかりました。そして、実際、早稲田大学人間科学部の通信教育課程に在籍している人は減少していました。

ただし、男性より女性の方が、通信教育など自分の都合に合わせた学び方をしたいと思う率は高く推移し、実際、早稲田大学人間科学部の通信教育課程の在籍者数も多いことがわかりました。

「生活定点」のオリジナルデータが提供されていないため、これ以上詳細な分析はできませんが、「生活定点」で調査している、日頃の感情、生活行動や消費態度、社会観など、多角的な質問項目との関連をみていくと、もしかしたら、減少に影響を与えている要因、みえてくるかもしれませんね!