生活定点 健康への意識や行動に年齢差はある?

生活定点データで年齢別に健康全般の意識・行動を比較したレーダーグラフ

生活定点 健康への意識や行動(年齢別に比較)

「生活定点」のデータを使ってみよう!第5弾です。ここでは、健康への意識や行動を年齢別に比較してみましょう。

「生活定点」とは、博報堂生活総合研究所が1992年から隔年で実施する時系列観測調査のことです。この調査の目的は、日頃の感情、生活行動や消費態度、社会観など、多角的な質問項目から生活者の意識と欲求の推移の分析です。

「生活定点」をご覧になるとわかるように、1992年から2018年までの隔年の調査結果が回答率(%)という形で表示されています。そこで、様々な質問項目について観察できます。オリジナルのデータが提供されているわけではありませんので詳細な分析はできませんが、それでも様々な質問項目の傾向を回答率から読み取ることは可能です。

例えば「生活定点」の質問項目はとても多角的です。

「健康」のテーマだけでも

・健康全般の意識・行動
・スタイル(肥満)意識
・ストレスの原因[ストレスを感じる人]

などの質問項目が設定されています。

以下で、健康全般の意識・行動について年齢別に調べていきましょう!


生活定点 健康全般の意識・行動のデータをダウンロード

「生活定点」の調査票の23ページにある、以下の質問42について調べます。

質問42

〔○はいくつでも〕
1   薬はなるべく使わないようにしている
2   薬を買う時は、漢方系のものを選ぶ方だ
3   ふだん、できるだけ歩くように心がけている
4   太らないように気を配っている
5   体力づくりや健康のために、運動をしている
6   日頃、睡眠不足を感じている
7   精神的に疲れを感じていることが多い
8   肉体的に疲れを感じていることが多い
9   健康のための努力は惜しまない方だ
10  水や空気に不安がある
11  ちょっとした体調の変化も気になる方だ
12  自分の健康状態は、いつも自分で把握していたいと思う
13  病院に行かずに健康について相談できる人が身近にいてほしいと思う
14  精神的な疲れをいやすために、していることがある

「生活定点」の調査結果は、Excelファイルで提供されています。
Excelファイルをダウンロード して使うことができますので、まずは、ダウンロードしてみましょう。

ダウンロードした「生活定点」のExcelファイルは、シートごとに性別、年齢別、地域別データで整理されています。

ここでは、年齢別(20’s から 60’sのシート)のデータを使って、 2018年の回答を比較します。比較対象は回答率の高かった以下の8項目とします。

・薬はなるべく使わないようにしている
・ふだん、できるだけ歩くように心がけている
・太らないように気を配っている
・体力づくりや健康のために、運動をしている
・日頃、睡眠不足を感じている
・精神的に疲れを感じていることが多い
・肉体的に疲れを感じていることが多い
・自分の健康状態は、いつも自分で把握していたいと思う


生活定点 健康への意識や行動(年齢別に比較)

ダウンロードしたデータを使って、20代から60代まで年齢別にレーダーグラフ(2018年の回答を使用)を描いてみました。

生活定点データで年齢別に健康全般の意識・行動を比較したレーダーグラフ

上のグラフをみると、20代・30代・40代 は「日頃、睡眠不足を感じている」や「精神的に疲れを感じていることが多い」の回答率が高いですね。
さらに 40代 は「肉体的に疲れを感じていることが多い」も他の世代より高いです。

それらの世代とは逆に、50代・60代 は「自分の健康状態は、いつも自分で把握していたいと思う」「薬はなるべく使わないようにしている」「ふだん、できるだけ歩くように心がけている」の回答率が高いです。
また 50代 は「太らないように気を配っている」も他の世代より高いですね。


どうやら、20代・30代・40代は

睡眠不足や疲れなどの自覚症状がある!
でも、健康改善に向けて具体的行動はあまりできていない。

逆に、50代・60代は

睡眠不足や疲れなどの自覚症状は若い世代ほどない。
でも、健康への関心は高く健康維持のために具体的な行動をしている!

傾向がありそうです。


まとめ

「生活定点」のデータから、20代・30代・40代・50代・60代などの世代で健康への意識や行動に違いがあることがわかりました。

20代・30代・40代は、自覚症状はあるけれども改善に向けての具体的行動はなかなかできない状況のようです。でも、50代・60代になると健康への関心が高まり、健康維持のために具体的な行動をとる人が増えるようです。

20代・30代・40代の頃から健康に関心をもち、健康維持のための具体的行動ができるとよいのですが、多忙な世代には難しいかもしれませんね!

「生活定点」は、オリジナルデータが提供されているわけではないので残念ながらこれ以上詳細な分析を行うことはできません。でも、「生活定点」で調査している、日頃の感情、生活行動や消費態度、社会観など、多角的な質問項目との関連をみていくと、もしかしたら、上記のような現象に影響を与えている要因がみえてくるかもしれません。


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