e-statの統計データを使ってグラフを描いてみた!第2弾
各府省庁などが公表している統計データを活用してグラフを描いてみましょう!
統計データを活用して自分独自のグラフを描くことができれば、説得力のある文章を書くことができます。
せっかく、各府省庁などが調査し、その結果を公表してくれているのですから、統計データを積極的に活用したいですよね!
以前の記事 e-statの統計データを使ってグラフを描画! でも e-stat の統計データを使いましたが、ここでも、ダウンロードした e-statからのデータを使って図を描きます。ダウンロードした統計データを使ってアレコレ工夫すると、統計データの中に隠れていた特徴、見つけだすことができるかもしれません。
ここでは、e-statの統計データを使って、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合 について以下のようなグラフを描いていきます。
2. 地域別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合
3. 世帯年収別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合
復習: e-statの統計データをダウンロードしてみよう!
以前の記事 e-statの統計データを使ってグラフを描画! では、e-statの平成29年通信利用動向調査の統計データを利用しました。
政府統計名: 通信利用動向調査 提供統計名: 平成29年通信利用動向調査 提供分類1: 世帯構成員編
の表番号8のデータです。
上の統計データを使って、年代別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合 をグラフ化しました。
ここでも、以前の記事同様、e-statの平成29年通信利用動向調査の統計データからダウンロードしたCSVデータを利用します。
利用するデータは、以下の黄色で表示された部分です。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
黄色で表示された部分を抜粋してグラフ化すると、上のようになります。
60代でスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合が見事に逆転する様子、読み取れます!
では、男女でスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合に違いがあるか調べてみましょう!
1. 年代別、男女別のスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合
ここでは、年代別、男女別のスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合のグラフを描いていきます。
ここでは、e-stat からダウンロードしたCSVデータのうち、以下の黄色い部分のデータを使います。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
上の黄色で表示された部分を抜粋して、年代別、男女別のスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合をExcelでグラフ化してみましょう。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
上のグラフをみると
ようにみえます。
それでは、次に、地域によってスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合に違いがあるか調べてみましょう!
2. 地域別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合
地域別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合のグラフを描いてみます。
ここでは、e-stat からダウンロードしたCSVデータのうち、以下の黄色い部分のデータを使います。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
上の黄色で表示された部分を抜粋して、地域別のスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合をグラフ化してみましょう。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
上のグラフをみると、
ようにみえます。
「南関東」と比べると、「東北」「甲信越」「四国」などではスマートフォン保有者の割合が少ないです。何か、理由があるのでしょうか?
それでは、最後に、世帯年収でスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合に違いがあるか調べてみましょう!
3. 世帯年収別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合
世帯年収別、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合のグラフを描いてみます。
ここでは、e-stat からダウンロードしたCSVデータのうち、以下の黄色い部分のデータを使います。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
上の黄色で表示された部分を抜粋して、世帯年収別のスマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合をグラフ化してみましょう。
*総務省 通信利用動向調査 平成29年通信利用動向調査より
上のグラフをみると、
にみえます。
世帯年収が増えるとスマートフォン保有者の割合が増えていき、逆に、携帯電話保有者の割合は減ります。世帯年収は関係ありそうな予感がしますね!
まとめ
e-statの統計データを使って、スマートフォン保有者と携帯電話の保有者の割合 について、年代別、男女別、地域別、世帯年収別にグラフを描いてみました。Excelを使ってちょっとグラフを描いてみただけでも、男女ではあまり差がないこと、でも、地域差や世帯年収差はありそう、などがわかりました。
このように、e-statの統計データなど、各府省庁などが公表している統計データを活用してグラフを描くと数字をながめていただけではわからなかった特徴がみえてきます。
グラフを挿入すると文章の説得力が増しますから、統計データなどを積極的に活用してグラフ描画に挑戦してみましょう。