ドラマ『グランメゾン東京』の台詞「セロリ」から「SMAP」へ

記憶の分類 エピソード記憶

「セロリ」から「SMAP」へ

TBSのドラマ『グランメゾン東京』の第6話で木村くん演じる尾花の口から「セロリ」という台詞が発せられた瞬間、自分は「SMAP」に関する記憶が次々と思い出されました!

SNS上でも、この「セロリ」の台詞に反応した方、多かったようですね。

ドラマでは、カレーに入れる食材「セロリ」について喋っていただけなのに「SMAP」に関する記憶を思い出してしまうというなかなか面白い現象でした。

記憶を想起するってなんだ?

この「SMAP」に関する記憶が次々と思い出されてしまう現象、ちょっと難しく言うと、長期記憶の中の陳述記憶として〈イメージや言語として意識上に内容を想起〉[1] ってことになるのでしょうか?

脳科学辞典[1] https://bsd.neuroinf.jp/wiki/記憶の分類 

「記憶」だけでも学術の世界ではこんなに分類されてます。学術の世界では何について論じるにも定義や分類等、色々と大変なのです。はい!

さて、この記憶を想起する、つまり、何かを思い出すきっかけって本当に人によって様々ですし、思い出す内容も様々です。

例えば、これを↓見たら自分はSMAPを思い出しますが、多分、他の人は違うのでしょう。

SMAPカラー

難しい話は置いといて、『グランメゾン東京』の「セロリ」の話に戻ります。

「セロリ」から「SMAP」へ

木村くん演じる尾花の口から「セロリ」という語句が発せられた途端、自分はSMAPのことを思い出しました。

自分の中の「SMAP」の記憶が想起されたわけです。

ドラマでは、カレーの食材として「セロリ」という語句が発せられているだけなのに、面白い現象です。

これって、木村くんが発する「セロリ」という語句は、自分の記憶の中では単なるカレーの食材としての「セロリ」を意味するだけでなく、むしろ、「セロリ」から想起される記憶はSMAPの歌のタイトルだということでしょう。そのため、木村くんが発する「セロリ」と言う語句から「SMAP」の記憶が次々想起されたわけです。

そして、一旦「SMAP」の記憶スイッチが押されると、セロリをうたうSMAP5人の姿や木村くんと慎吾くんがピタッと寄り添ってラップするシーンなど、次々とSMAPに関する過去の記憶が湧き出てきます。「セロリ」には、SMAPのエピソードが満載なのです。

エピソード記憶

時間をかけて脳に定着させたSMAPの記憶は、簡単に消し去ることができません。SMAPに関するエピソードが自分の記憶の中に数多く存在するからです。

記憶の分類 エピソード記憶

さらに、「SMAP」の記憶スイッチが一旦押されると、次から次へとLong-term memory(長期記憶)の中のSMAPに関するエピソードが記憶として想起されていきます。

自分の記憶の中では「セロリ」という語句ひとつにもSMAPに関する多くのエピソード記憶があり、長期の記憶として定着しています。時間をかけて脳に定着させたSMAPに関する記憶、そう簡単に消し去ることなんてできないのです。

『グランメゾン東京』のSMAP記憶スイッチ

さて、この『グランメゾン東京』というドラマ、今回の「セロリ」だけではなくSMAPファンの記憶スイッチを押す色々な語句があちらこちらに散りばめられています。ストーリーと巧みに絡ませながら、SMAPファンの記憶を想起させる語句が随所に登場する『グランメゾン東京』、SMAPファンとしてだけではなく、研究者目線で見てもなかなか面白いドラマです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする