大学図書館などの蔵書検索システムを使うとき:検索キーワードに注意
蔵書検索システム(OPAC:Online Public Access Catalog の略)は、大学の図書館など、図書館を利用するときに使用します。
蔵書検索システム?
蔵書検索システム(OPAC)は、所蔵している本や資料などの情報を電子化し、パソコンなどを使って検索できるようにしたシステムです。
今は、インターネットでいろいろな情報を検索できます。でも、専門分野の本や資料に書かれている内容そのものなど、検索できないものもあります。また、ネット上にある情報は膨大なため、その中から適切な情報を見つけ出すには検索能力が必要です。
でも、図書館、特に大学図書館には、大学での学びに必要であろうと思われる本や資料が、すでに選ばれた状態で並んでいます。しかも、本の中身をすぐに確認できます。
大学でレポートや卒業論文を書くときには、インターネット上の情報だけに頼らず、大学図書館にある本や資料を活用しましょう。
たしかに、そのほうが自分で探すよりコスパいいね!
蔵書検索システム(OPAC)で蔵書を検索
OPAC は、大学によって名称が異なったりします。たとえば、以下のようなものです。
早稲田大学はWINE、慶應義塾大学はKOSMOS、中央大学はCHOIS、同志社大学はDOORS、…
いずれにせよ、蔵書検索システム(OPAC)を使うときは、正確な書誌情報(本のタイトルや著者名など)を検索キーワードにしましょう。
書誌情報?
本や雑誌などを「これだ!」と特定する情報です!
検索キーワードを正確に入力するために!
蔵書検索システムを使って必要な本や資料を探すときは、検索キーワードを正確に入力します。そのためには、正確な書誌情報が必要になります。曖昧なキーワードで検索すると、意図していた内容とは異なる検索結果がでてくるかもしれません。
たとえば、「東京ディズニーランド」を「東京デズニーランド」と入力すると、意図に反した資料がズラッと検索されるか、もしくは、該当する資料がありませんと返ってくる可能性があります。
Google検索とは、ちょっと違います!
たしかに、Googleだと「東京デズニーランド」でも「東京ディズニーランド」で検索してくれそう…
蔵書検索システムを使って必要な本や資料を探すときは、曖昧なキーワードではなく正確なキーワードが必要です。
正確な検索キーワードを入手する!
蔵書検索システム(OPAC)は、本の基本的情報(書誌情報)を集めたデータベースになっています。そのため、正確な書誌情報(本のタイトルや著者名など)を手に入れて検索しましょう。
正確な書誌情報?
もしも、曖昧なキーワードしかわからないときは、Google検索などを使って該当しそうな本を検索します。検索結果の中に興味あるものを見つけたら、その書誌情報(本のタイトルや著者名など)をメモします。そのメモを使って、蔵書検索システム(OPAC)で検索します。
たとえば、OPACで著者名検索すると、その著者が書いた資料がズラッと出てきます。本だけでなく、関連資料なども探し出すことができますよ!
配架場所の周辺を調べる!
蔵書検索システム(OPAC)を使って必要な本を探しだし、大学図書館で本を見つけることができたら、その本の配架場所周辺を調べましょう。
関連本が並んでいるはずです!
関連しそうな本を手にとって、パラパラとめくってみましょう。大学図書館のメリットは、すぐに手に取って中身を確認できることです。興味深い関連本があったら、まとめて借りてしまいましょう。
図書館だから、無料だし!
WebサイトやECサイトの「あなたへのおすすめ商品」より、おそらく「おすすめ度」の高い本が手に入ります!
大学図書館は学生の学びを助けるために大学が設置した場所です。せっかく大学に居るのですから、大学図書館を使いたおしましょう。
まとめ
大学でレポートや卒業論文を書くときには、インターネット上にある情報だけに頼らず、大学図書館にある本や資料を活用しましょう。
大学の図書館に並んでいる本や資料は、大学での学びに必要であろうと専門家が考えて購入したものです。大学でレポートや卒業論文を書くときには、大学の図書館にある本や資料を活用した方が、確実で効率的です。
ただし、蔵書検索システム(OPAC)を使って検索するときは、正確な書誌情報(本のタイトルや著者名など)を入力するようにしましょう。
高い学費を払っているのです。大学図書館を使いたおしましょ!