AND、NOT、OR を使いこなして、情報検索能力をアップ!
大学でレポートや卒業論文を書くためには、関連する先行研究を調べたり、参考文献を探したりする必要があります。適切な先行研究や参考文献を見つけ出すためには、情報を検索する能力が必要です。
情報を検索する能力?
インターネット上にある膨大な情報の中から、欲しい情報を見つけ出す能力です。
たとえば、「ラーメンを食べたい!」ような場面でも、 AND、NOT、OR 検索を使い分けると検索結果が変わります。
情報を検索する能力は、実生活でも役立ちます!
ということで、ここでは、自分の目的に合った情報を見つけ出すコツ、AND、NOT、OR 検索について紹介します。
情報を検索するときに便利な論理演算子
検索エンジンを使って情報を検索するときは、複数のキーワードを使い、AND、NOT、ORを適宜組み合わせて検索しましょう。少し工夫するだけで、検索される情報の量や質が変わってきます。
実は、Googleで2つ以上のキーワードを使って情報を検索しているとき、知らず知らずのうちに AND(論理積)を使っています。
AND?論理積?
「P AND Q」とか 「P ∧ Q」 など、どこかで見たことありませんか? これがAND(論理積)です!
Googleで検索しているとき、AND(論理積)を知らなくても、無意識に使っていることになります。
AND検索
AND検索は、キーワードとキーワードの間に AND を入れる検索です。AND検索すると、すべてのキーワードに関係している情報がピックアップされます。
Googleの場合は、AND検索 がデフォルトになっているようです。そのため、キーワードとキーワードの間にスペース(空白)を入れるだけで、AND検索 していることになります。
たとえば、AND検索(ランチ AND 高田馬場 AND ラーメン) では、すべてのキーワードに関係している情報がピックアップされます。
ランチに高田馬場でラーメンを食べたいときですね!
難しくいうと、ランチ 高田馬場 ラーメン すべてが真の情報のときかな?
そういう説明、面倒くさいよ!
とにかく、AND検索すると、情報を絞り込むことができます。
NOT検索
NOT検索(否定)は、明らかに不要な情報を除外したいときに使います。キーワードの前に NOT をつけると、NOTをつけたキーワードの情報が除外されます。
Googleの場合は、NOT ではなく – 記号を使うようです。
NOTをつけたキーワードの情報が除外されますので、NOT検索の場合、どのキーワードにNOTをつけるかが重要となります。
たとえば、NOTを高田馬場につけると(ランチ AND NOT高田馬場 AND ラーメン)以下のようになります。
ランチに高田馬場以外でラーメンを食べたいときですね!
知り合いに会いたくなくて、高田馬場以外の場所にあるラーメン屋さんを探したいとか?
また、NOTをラーメンにつけると(ランチ AND 高田馬場 AND NOTラーメン)、検索結果が変わってきます。
ランチに高田馬場でラーメン以外を食べたいときですね!
一緒にランチする人に「ラーメンは嫌!」って言われたのかなぁ?
OR検索
OR検索では、書き込んだキーワードに関連した情報がすべてピックアップされます。キーワードとキーワードの間に OR を入れます。
OR 論理和(P∨Q)と呼ばれるものですね!
OR検索は、検索したい情報の範囲を広げたいときに便利です。でも、ORを使って検索範囲を広げればいいというわけではありません。
たとえば、OR検索(ランチ OR 高田馬場 OR ラーメン)すると、ランチに関連した情報と高田馬場に関連した情報とラーメンに関連した情報すべてがピックアップされます。
これは、どういう状況かよくわからない!
こういうときは、検索するキーワードを変えるなどの工夫をしましょう。たとえば、少し工夫すると、以下のように、高田馬場にあるラーメン屋さんかパスタ屋さんを検索できます。
高田馬場でラーメンかパスタ、どちらを食べようか悩んだときに使えそう!
複数のキーワードとAND、NOT、ORを適宜組み合わせて情報検索
検索エンジンを使って必要な情報を検索するときは、複数のキーワードを使い、AND、NOT、ORを適宜組み合わせて検索しましょう。
上の検索では、論理積と論理和を組み合わせて、かなり論理演算ぽいこと 高田馬場 ∧ (ラーメン ∨ パスタ) をしています。
論理演算ってすごく難しそうだけど、でも、検索するときに便利なことはわかった!
必要な情報を手に入れるために、複数のキーワードに対して AND、NOT、OR を適宜組み合わせて検索しましょう。少し工夫するだけで、検索される情報の量や質が変わってきます。
大学でレポートや卒業論文を書くとき、先行研究を調べたり、参考文献を探したりする作業は大変です。必要な情報を検索する能力は、早いうちに身につけておくことをお勧めします。
まとめ
大学でレポートや卒業論文を書くときには、高い情報検索能力が必要になります。そのため、まずは実生活で、必要な情報を検索するコツを掴んでおきましょう。
ここでは、AND、NOT、OR 検索について紹介しました。ただし、検索エンジンによって、AND、NOT、OR の書き方は異なります。また、どのようなロジックで検索しているかは、いわゆる、中の人にしか、実際のところはわかりません。
まずは、複数のキーワードと AND、NOT、OR を使って身近な問題を検索し、各検索エンジンの使い方に慣れることをお勧めします。
「数学なんて何に使えるの!?」という疑問、よく耳にしますが、スマホで検索しているときにも数学(ここでは論理演算子)を使っています。数学は意外と身近に存在していますよ!