論文を、どの学会誌に投稿すればいいかわからないとき

論文と論文を投稿する学術雑誌を並べた図 学会誌に投稿
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論文を投稿する学会誌を探す

大学院に行くと、論文を書いて学術雑誌に投稿するよう指導教官から指示されます。でも、社会人学生の場合、どこにどんなふうに論文を投稿すればいいのか検討がつかないという人も多いでしょう。

でも、大学院に行って博士の学位取得をめざすのであれば、学術雑誌に論文を投稿して、その論文が掲載される必要があります。

私は、進学したとき、学術雑誌どころか、学術雑誌をどこが発行しているかさえ知りませんでした!

自分の研究内容に合った学会を探す

学術雑誌への論文採録を目指すのであれば、まずは、自分の研究内容に合った学会を探しましょう。

学会探し?

どのような学会があるか調べてみると、想像以上にたくさんあることに気づきます!

老舗の学会から新興の学会、さらには、謎の学会まで、実に多種多様の学会が存在しています。

謎の学会?

さすがに具体的な名称は書けませんが、謎の研究をしているようにしか見えなかったです…

とにかく、投稿論文を執筆する前に、自分の研究内容に合った学会を見つけだしましょう。なぜなら、学術雑誌に投稿する論文の書き方には細かな決まり事が設定されており、その決まり事は、学会によって異なるからです。

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指導教員や先輩大学院生が所属している学会

まずは、研究室の指導教員や先輩大学院生が所属している学会を紹介してもらいましょう。そして、その学会について調べてみます。

自分の研究内容とどんぴしゃりではないかもしれません。でも、候補にはなります!

参考にした論文を発行している学会

次に、卒業論文や研究計画書を執筆するときに参考にした文献から、それらを発行している学会を調べてみましょう。

参考文献として取り上げたのですから、それらを発行している学会は自分の研究内容と関連しているはずです。

ウェブサイトで学会の活動状況や会費等を確認

ある程度、学会の候補を絞ることができたら、その学会の詳細情報を確認します。

ウェブサイトをのぞくと、学会が開催している大会やシンポジウムの状況等が掲載されているはずです。また、理事や運営委員なども紹介されています。

もしも学会に所属するのであれば、入会金や会費も必要ですし、論文の掲載料にも関わってきます。

学生向けに低い価格設定があるかどうかも確認しておきたいですね!

学会が開催している研究会やシンポジウムに参加

学会入会前でも参加できる研究会やシンポジウムなどもあります。興味ある研究会やシンポジウム等を見つけたら参加してみましょう。

学術雑誌への論文採録を目指すのであれば、まずは、その学術雑誌を発行している学会のことを知ることが大切です。

急がば回れだね!

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学会誌のインパクトファクターを確認

インパクトファクター(IF:Impact Factor)とは、その学会誌に掲載されている論文の引用回数(被引用回数)を使って計算された値のことです。

学会誌に掲載されている論文の引用回数が多いほど、インパクトファクターの値は大きくなりますので確認してみましょう。

論文が引用されやすい、つまり、その学会誌の影響力が大ってことだね!

インパクトファクターは、学術雑誌の影響力を指し示す指標の1つとして使われていますが、引用回数の期間が限定されているなど、万能な指標とはいえません。

また、研究分野によって引用のしかたや回数などは大きく異なります。そのため、異なる分野間でインパクトファクターを比較することなどは避けましょう。


論文を学術雑誌に投稿するためには、まず、学術雑誌を発行している学会について調べましょう。投稿する学術雑誌が決まったら、投稿論文の執筆に取りかかります。

卒業論文や修士論文をもとに論文執筆するときは、以下の記事もどうぞ!


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まとめ

大学院で博士の学位を取得するためには、学会が発行している学術雑誌に論文を投稿して掲載される必要があります。そのためには、まず、自分の研究内容に合った学会を探しましょう。

・指導教員や先輩大学院生に所属学会をきく
・参考にした論文を発行している学会を調べる
・ウェブサイトで詳細な情報を確認する
・研究会やシンポジウムに参加してみる
・インパクトファクターを確認する


学術の世界とまったく縁のない生活をしている社会人学生の場合、学会を選ぶという作業、思いの外、大変ですよ!

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