参考文献リストと蛍光ペンを活用して引用のしかたをチェックしよう!
論文には、アカデミック(学術的)な主張が必要です。
先行研究は、アカデミックな主張のために必要不可欠なものです。

でも、先行研究を探したり引用したりする作業って大変だよね!

大変ですが、論文にアカデミックな価値をつけるためには先行研究が必要です!

アカデミックな価値?
自分の書く論文がアカデミックな価値ある論文であると認めさせるには、先行研究が必要なのです。
たとえば「明日の夕ご飯は外食にする!」といくら主張しても、その主張はアカデミックな主張にはなりません。
他の研究者が特に興味をもたないような主張を論文に書いても、アカデミックな価値にはならないのです。
先行研究の必要性
自分が書く論文にアカデミックな価値があると認めさせるためには、先行研究が必要です。
アカデミックな価値を認めさせるために、先行研究を自分の論文に組み込むからです。

論文に組み込む? う〜ん、よくわからない!

たしかに、わかりにくいですね!
実際に引用しようとすると、本文の中で、どのように扱えばいいかよくわからないかもしれません。また、引用の仕方も研究分野によって異なります。
ということで、どのような文献をどのように引用すればいいか、まずは、論文を読んで確認してみましょう。
先行研究の引用のしかた
どのような文献をどのように引用したらいいか確認するために、自分の研究内容に近い論文をいくつかピックアップします。
そして、それらの論文が、どのように引用しているかチェックをします。

学術雑誌に論文を投稿する予定の人は、その学術雑誌に掲載されている論文を参考にするといいですね!
論文をいくつかピックアップできたら、参考文献リストを見て、まずは、引用している本や論文を確認しましょう。
次に、参考文献リストを見ながら、該当する文献がどのような形で引用されているか、本文をチェックしていきます。

このとき、引用箇所を蛍光ペンでなぞりながらチェックすると、わかりやすいです!

本からの引用と学術雑誌からの引用など、蛍光ペンの色を変えるなどして、あれこれ工夫してみましょう。

色分けすると、わかりやすいね!
引用箇所を蛍光ペンで色づけしていくと、本文内で、どのくらいの分量をどのように引用しているか、一目瞭然となります。
この状態で、どのような文献をどのように引用しているか、チェックしてみましょう。

参考文献をどのように論文の中に組み込んでいるか、見えてきませんか?
まとめ
アカデミックな主張をもつ論文を書くためには、まず、関連した主張をもつ論文の存在が必要です。
関連している先行研究を探しだし、それを自分の論文に組み込むようにしましょう。
実際に引用しようとすると、どのように引用すればいいかわからないかもしれません。
そのようなときは、自分の研究内容に近い論文をいくつかピックアップして、先行研究の引用のしかたを確認しましょう。
ここでは、引用箇所を蛍光ペンでなぞりながらチェックする方法を紹介しました
ぜひ、チャレンジしてみてください。

自分が書いた論文も、この先誰かが引用してくれるかもしれませんよ!