博士学位論文の審査を受けることができる条件とは?

2015年度の大学院の研究科要項の写真 博士課程

博士学位論文の審査を受けることができる条件とは?

博士の学位を取得するためには、博士学位論文の審査を受けて、そこで合格しなければなりません。

 

博士論文を審査してもらって、合格できたら、めでたく博士号取得だ!

そうですね!でも、博士論文を審査してもらうための会を開いてもらうだけでも、大変です

 

審査会を開いてもらうためには、超えなければならないハードルがいくつかあります。合格とか不合格とかという問題以前に、審査会を開いてもらうだけでも大変なのです。

 

えっ!博士論文を書けば、審査してもらえるんじゃないの?

博士学位論文の審査会は、簡単に開いてもらえる類のものではありません。提出される論文が審査対象のレベルに達していると認めてもらって初めて、論文の審査をしてもらえます。もしも、レベルに達していないと判断されたら、審査会を開いてもらうことすら叶いません。

博士号取得への道、厳しいね…

 

大学や年度によって、博士学位論文の審査を受ける過程は異なるかもしれませんが、自分の場合は以下のような流れでした。

 

詳細な審査内容等は、所属大学のウェブサイトで確認してください。

 

早稲田の人間科学研究科の要綱(2021年度)は

https://www.waseda.jp/tokorozawa/kg/doc/38kenkyukayoukou_kanendo/38kenkyukayoukou2021.pdf

です。

 


 


基本条件

博士後期課程に3年以上6年以内在学で、研究指導を受けていることです。もちろん、例外的なケースはあります。

 

必要とされる単位を取得済みで、研究指導をきちんと受けていれば、基本的にはOK!ってことです

 

中間報告会

博士学位論文の提出を希望する場合、中間報告会で博士学位論文の概要を報告します。そこで、博士学位論文の概要について質疑応答を行います。

無事に中間報告会で博士学位論文作成を認められたら、ここから、一気に博士学位論文を執筆していくことになります。

博士論文を書き始めてもいいってことだ!

研究が順調に進んでいないと、この中間報告会にたどり着くだけでも大変かもしれません

 

博士学位論文の申請のためにしておくこと

自分が第一著者の博士学位論文に関連した公表学術論文を、複数もっている必要があります。
(本数等は、掲載論文誌の格が影響する印象でした)

どういうこと?

博士論文と関連する内容の投稿論文を、そこそこ名のある学会誌に2編以上掲載させておいてね!それも、自分がメインで書いた論文じゃないとダメだよ! ってことです

 

また、研究倫理教育を受講しておく必要があります。受講さえしておけば大丈夫です。

研究倫理教育は、早稲田大学以外でもやってるのかなぁ…

あっ!あの件があったから倫理教育?

………

 

 

博士学位論文の申請

博士学位論文の審査を大学にお願いします。論文審査員によって博士学位論文の受理が決まれば、博士学位論文の公開審査会日程等、具体的な内容が決まっていきます。

 

博士論文の審査会まで、こぎつけることができたんだね!

そうです。これで、やっと、博士学位論文の審査のために論文を提出できます

 

最後のハードル、博士学位論文審査会は、卒業論文や修士論文の口頭試問などとは別次元の場所です。いかに、自分の論文が博士学位論文となるに相応しい論文であるか、きっちり主査や副査にアピールしなければなりません。主査や副査を納得させることができなければ合格できませんから!

博士学位論文審査会は、まさにラスボスだ!

 


 


まとめ

博士の学位を取得するためには、博士学位論文の審査を受けて、そこで合格しなければなりません。ただし、博士学位論文の審査を受けるためには、提出される論文が審査対象のレベルに達していることを、事前に認めてもらう必要があります。そのため、いくつかのハードルを越えなければ、博士学位論文の審査を受けることはできません。

博士の学位を取得するためには、一つ一つ超えていくしかありませんね。


 


 

そういえば、研究計画の倫理審査もありました。人を対象とする研究分野では倫理問題が発生するから、きちんと審査を受けてから研究を進めましょう!

 


 


 

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