博士課程に在籍している社会人って多いの?

2015年度の大学院の研究科要項の写真 修士課程・博士課程

博士課程に在籍している社会人って多いの?

社会人学生として大学院に入ってみると、大学院で学んでいる社会人は想像以上に多いのだと気付きました。

修士課程には、若い20代の学生さんが多い気がするけど?

確かに、修士課程には若い学生さんがたくさんいた!

でも、博士課程に進むと、周りにいる学生の年齢がグッと上がった印象です。研究分野は違っても、年齢が近く、同じ社会人経験者の方が多くなり、いろいろと話をする機会が増えました。

博士課程に在籍している人の年代は多様なんだね!

年代だけでなく、国籍も多様でした!

文部科学省のウェブサイト

科学技術指標2017 3.2高等教育機関の学生の状況

博士課程入学者のうち社会人入学者数は継続して増加しており、2016年度では0.6万人となっている。全体に占める割合は、2003年度で22%であったが、2016年度では41%と約2倍となった。社会人以外の博士課程入学者数の減少の度合いは社会人以外の修士課程入学者数よりも著しい。

と書かれています。

どうやら、博士過程に入学する社会人は統計的にも多そうです。グラフを描いて確認してみましょう!

ただし、ここでの社会人の定義は

各年5月1日において職に就いている者、すなわち、給料、賃金、報酬その他の経常的な収入を目的とする仕事に就いている者であり、企業等を退職した者、及び主婦等を含む。

です。


修士課程と博士課程に入学する社会人の割合

使用したデータは、上記の文部科学省のウェブサイト

科学技術指標2017 3.2高等教育機関の学生の状況 にある

【表3-2-3、2003年から2016年のデータ】です。

折れ線グラフを描いてみると

修士課程と博士課程に入学する社会人の割合の推移を折れ線グラフにしてみました。

社会人大学院入学者数の推移を示した折れ線グラフ

上の折れ線グラフを見ると、修士課程に入学する社会人の割合は、ほぼ10%前後で横ばい状態であることがわかります。でも、博士課程に入学する社会人の割合は、2003年度で22%だったものが、2016年度では41%で、ほぼ倍増しています。

確かに、博士課程の社会人の割合、倍増してるね!

社会人経験のある学生が博士課程に入学する割合がこのまま増え続けると、社会人経験のない学生よりもいずれ多くなるかもしれません。ただし、博士課程に進学する一般学生が減少することによって、相対的に社会人学生の割合が増えてみえるのかもしれません。

では、実際、博士課程に入学する社会人学生と一般の学生の人数の推移はどう変化しているのでしょうか。確認してみましょう。


博士課程に入学する社会人学生と一般の学生の推移

使用したデータは、先ほどと同じく、上記の文部科学省のウェブサイトにある
【表3-2-4、2003年から2016年のデータ】です。

棒グラフを描いてみると

社会人学生と一般の学生の入学者人数の推移を確認するため、今度は棒グラフを描いてみました。

社会人大学院入学者数の推移(博士課程)を示した棒グラフ

博士課程に入学する社会人学生の人数、じわじわ増えていってるね!

むしろ、一般の学生の人数が減っている感じかな…

やはり、博士課程に進学する一般の学生は減る傾向で、一方、博士課程に入学する社会人学生は増える傾向のようです。

グラフを見てると、逆転しそう…

日本でも、この先、年齢に関係なく大学院の博士課程で学ぶ人が増えるのでしょうか。博士課程に在籍する学生の年代が広がっていくと、多様な視点に立つ人が集うことになります。そうなると、大学院という学びの場で面白い議論が繰り広げられるかもしれませんね!

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まとめ

大学院の博士課程に進学すると、自分が想像していた以上に多くの社会人学生が在籍していました。研究分野は違っても、同じ社会人経験者ということで、話をする機会も多かったです。

上記の折れ線グラフや棒グラフが示すように、博士課程に入学する社会人学生は増える傾向にあります。このまま増え続けていくと、学生全体に占める社会人の割合が半分を超える日がくるかもしれませんね。


博士課程での論文執筆や学会発表のプレッシャーは半端じゃなかったです!でも、いろんな年齢や国籍の人たちと語り合えたことは、いい思い出であり、宝物です。

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