アイデアノートの活用
アイデアノートの活用は、社会人生活を送りながら大学院での研究を進めていく上で役立つものでした。
アイデアノートの活用を勧める理由は、以下の3点です。
2. 浮かんだアイデアは、面白いと感じている間に急いで書く必要がある
3. 研究に行き詰まったとき、アイデアノートがヒントをくれる
1. アイデアは、突然、フワフワと浮かんでくる
自分の場合、実験のアイデアやモデル図のアイデアなど、朝、目覚めたときに頭の中に突然浮かんでくることが多かったです。この目覚めのアイデアは、フワフワ〜〜とした状態ですが、次々、浮かんできます。そのような次々浮かんでくるアイデアを、すぐに言語化する必要があります。
ノートパソコンを立ち上げて・・・などと体を動かしてしまうと、フワフワしたアイデアは消えてしまいます。
そのため、アイデアノートとペンを手の届くところに置いて寝るようにしていました。
アイデアノートとペンさえ手の届くところにあれば、すぐに、フワフワ〜〜と浮かんできたアイデアを言語化できるからです。
アイデアは突然浮かんでくるので、アイデアノートはいつでも手の届くところに置いておく
必要があります。
2. 浮かんだアイデアは、面白いと感じている間に急いで書く
アイデアノートを所持していないときに、アイデアがフワフワ〜〜と浮かんでくることもあります。そういうときは、頭の中で何度もフワフワのアイデアを反芻し、後でメモするようにします。
でも、時間が経ってからメモをしようとすると、なぜか、面白いと感じていたアイデアがそれほど面白くないアイデアに思えてきます。一旦、面白くないアイデアだと思ってしまうと、アイデアノートにメモ書きする気力が失せてしまいます。フワフワと浮かんだアイデアは、面白いと感じている間に急いで言語化しないといけないのです。
アイデアノートは常に所持し、浮かんだアイデアを面白いと感じている間に急いで書き留める
必要があります。
3. 研究に行き詰まったとき、アイデアノートがヒントをくれる
研究は、必ず、行き詰まります。行き詰まったときに助けてくれるのがアイデアノートです。
自分は、研究に行き詰まったときアイデアノートを見返すようにしました。
ただし、アイデアノートを見返したからといって簡単に奇跡が起きるわけではありません。
所詮、フワフワと浮かんできただけのアイデアです。その中に、たいしたアイデアなどないのが当然です。でも、たまに「このアイデア面白い!」と、研究の行き詰まりを打破してくれるヒントがあったりします。
見返しているアイデアノートに書かれた文字は、勢いで書いた文字が多く、汚すぎて読めないこともあります。でも、勢いで書いた汚い文字から、行き詰まった研究を打破するヒントを見出すことがあるのです。
アイデアノートは、行き詰まった研究を進めるためのヒントをくれるときがあるのです。
上記、3つの理由は、アイデアノートを活用する理由として「研究」に特化したものではないかもしれません。でも、社会人大学院生として大学院で研究を進めていくために、アイデアノートの活用は自分にとってとても重要でした。
博士学位が取得できた今、自筆で書かれたアイデアノートは自分の宝物となっています。