大学院で必要な「論文を書くためのスキル」

大隈講堂の時計 論文執筆

大学院で必要な「論文を書くためのスキル」

研究することが楽しくて大学院に進学しました。

 

研究が楽しくて進学したんだ!

はい!研究は本当に楽しい…

でも、大学院に進学したら論文を書かなければなりませんでした。

論文を書くって、大変なの?

はい!大変です!驚くほど大変です

大学院で書く文章は論文です。論文は、論文の形式に則って書かなければなりません。感想文や報告書の書き方とは全然違います。この論文形式の文章を書くスキルを身につけること、想像以上に大変でした。

 

論文形式の文章を書くスキル?



論文形式の文章を書くスキルとは?

大学院で学位を取得するためには、修士論文や博士論文を書かなければなりません。特に、博士を取得するためには、複数の論文を学会に投稿し、査読を経て掲載される必要があります。

学会? 査読?

はい。学会!査読!です。普通の社会人生活を送っていた自分にとっては全くの未知です

論文形式の文章を書くスキルとは、論文を学会に投稿して査読を通すスキル ともいえます。

論文を学会に投稿して査読を通すスキル?

学会誌に自分の論文を掲載してもらうためには、学会に論文を投稿して査読者にOKをもらわなければなりません。大学学部生のときは、自分が書いた文章を評価する人は履修科目の担当教員や研究室の指導教員です。でも、大学院で書く論文を評価する人は違います。大学外の査読者です。

大学外の人ってことは、知らない人?

そうです。しかも、査読者は自分の研究分野の専門家です…

うわぁ、それは大変だ!

学会に投稿した自分の論文を査読者に評価してもらうためには、論文は論文形式に則って書かれている必要があります。論文形式に則った形で論文を書くことができるかどうかが、大学院で学位を取得できるかどうかに関わってくるわけです。

 


論文形式の文章を書くスキル、どうやって身につければいいの?

最近は、学部時代に論文の書き方を学ぶ機会をもてる大学も多いです。それどころか、もっと若い、中高生時代に論文の書き方を学ぶ学生もいます。

 

学びの技 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション
学びの技 - 玉川大学出版部
学びの技詳細をご覧いただけます。
これから研究を始める高校生と指導教員のために―研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方―
これから研究を始める高校生と指導教員のために

などの本が出版されているぐらいです。

 

羨ましい!

ただし、社会人大学院生の自分のように「論文の書き方なんて教わったことがない!」という方も多いです。そういう方は、論文の書き方について書かれている本などを活用して書き方のスキルを自力で身につけて行くしかありません。

論文の書き方について書かれている本は大学の図書館にもたくさん並んでいます。お住いの地域にある公共図書館を覗いてみるのもいいかもしれません。

私は、最初、公共図書館にある本を利用しました

なんで?

中高校生向けに書かれた本の方が、恥ずかしながら自分のレベルにあっていたからです

 


英語で論文を書くスキル

日本語で論文を書くのも大変なのに、大学院では、さらに、英語で論文を書かなければならない状況に追い込まれます。

英語の論文!ますます大変そう…

以下は、そんなときに役立った一冊です。

英語小論文の書き方―英語のロジック・日本語のロジック
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本書は1992年出版のため、現在は、手に入れにくいかもしれません。でも、私にはとても役立つ1冊でした。

本書の紹介文に「日本語と英語の言語感覚の差異、ロジックやレトリックの相違などを通して正確でわかりやすい英語文章の書き方を伝授する。」とあるように、ここでは、日本語と英語の言語感覚やロジック・レトリックの違いに焦点を当てて英語の文章の書き方を説明しています。どのように論文を書けばいいか具体的な説明もあります。

本書を読んでみて

確かに、日本人が書く文章のふわふわ感は論文に向いてないなぁ

と納得したものです。

ふわふわ感?

そう!何が言いたいのかよくわからないふわっとした感じの文章

英語が得意な方は、どんどん英語で論文を執筆していけばいいと思います。でも、私の場合は、まず日本語と英語の言語感覚や発想の違いを明確にすることによって、論理的な文章の書き方を学んでいきました。例えば、英語の論文がいかにパラグラフ・ライティングなどのルールにしたがって論理的に書かれているか!を知ったのも本書です。

パラグラフ・ライティング?

そうです。見た目は単なる段落みたいですが、きちんとしたルールに則ったライティングの方法です

英語で論文を書くためには、このようなライティング技法を身につけておく必要があります。英語で論文を書けるようになると日本語の論文の書き方も論理的になるのではないでしょうか。

 



まとめ

大学院で学位を取得するためには、修士論文や博士論文を書かなければなりません。特に、博士を取得するためには、複数の論文を学会に投稿し、査読を経て掲載される必要があります。そのためには、論文形式の文章を書くスキルを身につけなければありません。

論文形式の文章を書く方法を学んだことがない社会人大学院生は、書籍などを活用して書き方のスキルを身につけましょう。また、大学院では、英語で論文を書かなければならない機会も増えます。日本語と英語の言語感覚やロジック・レトリックには違いがあります。その違いを知ると、日本語の論文の書き方も変わってくるかもしれません。

頑張りましょう!

大学院で論文を書くって、本当に大変なんだ…

好きなことを研究している時間は楽しんだけどね


 

 


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