論文らしいタイトル(題目)のつけ方
卒業論文などを書き終えたら、論文の内容に合ったタイトル(題目)をつけましょう。
大学によっては、タイトル(題目)に字数制限など、細かなルールが設定されていることがあります。必ず、所属する研究室(ゼミ)で確認しましょう。
以下で、卒論らしいタイトル(題目)のつけ方を紹介します。
卒論らしいタイトルをつけよう!
タイトル末尾に句点や符号をつけない
まずは基本的なことです。
論文のタイトル末尾には、句点「。」疑問符「?」感嘆符「!」はつけないようにしましょう。
一般的に、末尾は名詞で終わります。
卒論のタイトルっぽい名詞を探して、末尾につける
タイトルの末尾に「解明」「検討」「考察」「分析」「調査」などの名詞をつけると、卒論らしいタイトルになります。
たしかに、卒論らしい!
自分の研究分野では「比較」「提案」「評価」「構築」「適用」「検証」「試み」なども使われていました!
何かを作る研究分野の人だと「制作」もありそうだね!
ほかにも「提言」「効果」「対策」など、卒論のタイトル末尾によく使われる名詞はあります。自分が書いた卒論の内容と合いそうな名詞を探してみましょう。
【卒論ではなく、修士論文や投稿論文の場合】
修士論文や投稿論文の場合「考察」は避けた方がいいかもしれません。
論文で何かについて考察することは当たり前です。修士論文や投稿論文の場合は「考察」を使わず、考察した結果それ自体を書く方がいいでしょう。
自分の研究のキーワードを探そう!
末尾の名詞と組み合わせるキーワードを探す
末尾の名詞と組み合わせるキーワードを探しましょう。
〇〇の解明、〇〇を検討、〇〇について考察、〇〇に関する調査、〇〇の分析 などの〇〇部分に入れるキーワードです。それを、自分の卒業論文から探し出します。
自分が実際にやったことやその結果を表すことばです。最初は論文のタイトルっぽくならなくても構いません。
△△が問題だと思った。そのため、△△を解決するにはどうしたらいいか考えた。考えて□□をやってみた。□□をやってみたら◎◎ということがわかった。
などと、自分が実際にやったことやその結果を卒業論文を見ながら書き出してみましょう。
書き出した文章を見ると、「自分が考えたこと」「自分がやったこと」「やってみてわかったこと」などが見えてきませんか?
書き出した文章から、自分の研究らしさが表現されている語句をピックアップします。ピックアップした語句が自分の研究のキーワードになります。
ピックアップしたキーワードを、タイトルの〇〇部分に入れてみるんだね!
うまく当てはめることができたら、タイトル完成です!
最初は、指定されている文字数よりも長いタイトルになってしまうかもしれません。でも、長く書かれたタイトルの文字数を減らす方が、短いタイトルの文字数を増やすより、楽です。
卒業論文のタイトルをつけるときは、自分が実際にやったことやその結果を書き出して、自分の研究のキーワードを探し出しましょう。
おまけ:時間がないとき
先輩のタイトルのつけ方を参考にする
所属ゼミ(研究室)の先輩方が提出した卒論のタイトルのつけ方を参考にしましょう。
同じゼミ(研究室)の先輩方の卒論であれば、研究内容や研究手法などが似通っていることが多いです。過去の卒論が保管されていたら、先輩方のタイトルのつけ方を参考にしてみましょう。
ただし、まるっとコピペはダメですよ!
まとめ
卒業論文など論文を書き終えたら、適切なタイトル(題目)をつけましょう。
大学によっては、卒業論文のタイトル(題目)に字数制限など細かなルールが設けられていることがあります。必ず確認しましょう。
論文に適切なタイトルをつける作業って、意外と大変ですよ〜!