卒業論文のアドバイス　写真を入れるとき

卒業論文などに写真を載せるときは、慎重に扱おう！

卒業論文など論文形式の文章は、基本的に文字を使って記述します。でも、写真を使って説明した方がわかりやすいときもあります。

ただし、卒業論文などに写真を載せるときは慎重に扱いましょう。

著作権や肖像権の問題だけでなく、論文に写真を載せるときは、論文内でその写真について言及する必要があります。特に理由もなく、卒業論文などに写真を載せることはやめましょう。

また、写真の扱い方や出典元の書き方など、大学や担当教員、学会などの提出先によって、詳細にルールが決められている場合があります。

以下、写真の扱い方について簡単に説明します。

写真を載せるときの基本的なルール

卒業論文などに写真を載せるときは

ことに注意しましょう。

通し番号つきのタイトル（キャプション）を写真の下に書く

論文で扱う図とは、グラフや写真など、文字で書くことができない不定形のものを指します。そのため、写真は、図として扱い、タイトル（キャプション）は写真の下につけます。

図のタイトルのつけ方については、こちらでも説明しています。

写真のタイトル（キャプション）は、写真の下部に表示し、タイトル前に通し番号をつけます。通し番号は、論文全体の通し番号にする場合もありますし、章ごとの通し番号「図2-1」（←第2章の1番目の図）にする場合もあります。

論文内で写真について言及するときに「図2-1の写真からわかるように…」などと、通し番号を利用しましょう。

写真について論文内で言及する

写真を載せたら、その写真について論文内で言及する必要があります。

たとえば「図2-1の写真が示すように…」などと、通し番号を使いながら論文内で載せた写真について説明しましょう。

引用した写真であれば出典元を写真下に明記する

写真を他所から引用した場合、出典元（どこにあったものか、誰が撮ったものかなど）を写真下に明記します。

ただし、写真の出典元によっては、写真を使用するときのルールが明確に示されている場合があります。そのようなときは、出典元の引用（転載）ルールにしたがいましょう。

自分で撮った写真でも肖像権に注意する

自分で撮った写真を使うときも、撮影した場所や日時、また、写真に関する説明をきちんと行いましょう。さらに、人が写っている場合は、被写体の権利についても考慮しなければなりません。

写真を載せるときは、著作権や肖像権など、きちんと確認することが大切です。

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まとめ

卒業論文などの論文に写真を載せるときは、通し番号つきのタイトルをつけましょう。通し番号を使って、論文内でその写真について言及します。また、引用した写真であれば、写真の出典元を必ず明記します。

ただし、写真の扱い方や出典元の書き方など、大学や担当教員、学会などの提出先によって、詳細にルールが決められている場合があります。そのようなときは、必ずそのルールにしたがいましょう。

卒業論文などの論文に写真を載せるときは、著作権や肖像権などの権利をきちんと確認することが大切です。

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