eスクールってどんなとこ?
eスクールは、早稲田大学が提供するインターネットをフル活用した学習の場です。

放送大学とは違うの?

放送大学はBSテレビやラジオを通じて学習しますが、eスクールはインターネットです!
とはいえ、どちらも大学のキャンパスに通うことなく学習できますから、すでに社会人になっているなど、物理的にキャンパスに通うことができない人に向いています。ただ、eスクールの場合、放送大学と比べてそれなりの授業料を支払わなければなりません。また、卒業研究(卒業論文)に取り組んで、卒業研究発表会の口頭試問に合格する必要があります。
でも、eスクールは、早稲田のキャンパスに行ってキャンパスライフらしさを味わうこともできます。以下、私がeスクールで体験したことを紹介します。
eスクールでの生活
地理的・時間的な束縛がない
eスクールは通信教育課程扱いです。当然、ほとんどの講義はeラーニング(インターネットを利用した学習形態)で行われます。講義内容に関するディスカッションや質問、レポートやテストもインターネット経由ですから、すでに社会人生活を送っている人や海外に居住している人、また、若くても国際的レベルのスポーツ選手や芸能活動で多忙な人なども学習可能な環境です。
(2022/8/23 閲覧)

ちなみに、有名人と一緒の講義とか受けたことある?

ディスカッションの場などで名前を見かけたことはあります。そういうときは、ちょっとテンションが上がります↑
いずれにしろ、インターネットさえ使えれば、海外でも夜中でも学習できます。というより、多くのeスクール生は、夜中や休日にインターネットを使って講義を受けたりレポートを提出したりすることが多いです。

そのため慢性的寝不足状態に陥ります…
授業料は登録単位数で決まる
一般的に、大学の授業料というと、大学側が決めた一律の金額を支払いますが、eスクールの場合は少し異なります。eスクールで支払う授業料は、eスクール生それぞれが履修登録した科目の単位数をもとに計算されます。
eスクールの授業料=単位料 × 登録単位数 ← 単位料(1単位当たりの料金)は大学が決めた金額。登録単位数は各eスクール生が履修登録した科目で変動。
そのため、eスクール生それぞれで、支払う金額は異なってきます。

たくさん登録したら、たくさん支払うってこと?

単純にいえば、そうなります。ただ、登録できる単位数に上限があったり、1科目あたりの単位数が異なったりするので、いろいろと面倒です!
また、単位料は、年々引き上げられているのか、今は35,200円ですね(2022/8/23 閲覧)。下記では奨学金制度も紹介されていますが、私は利用しなかったのでよくわかりません。

授業料は計算して決まるんだ!

単位数と科目数は違うから、自分で計算するときには気をつけてね!
大学キャンパスに行く機会や他の学生との交流の機会
eスクールはインターネットを活用した学習の場ですが、通学生と同様、早稲田大学の学生であることに変わりはありません。大学のキャンパスに行く機会もありますし、他のeスクール生や一般通学生と交流する機会をもつこともできます。
たとえば、私は
・大学の入学式や卒業式などへの参加
・大学図書館の利用
・eスクール内の所属クラスのメンバーと交流
・一般の通学生と一緒に所属ゼミで研究活動
をしました。eスクールでの生活は、インターネット経由の学習形態に限定されるわけではありません。大学の行事に参加することもできますし、大学図書館も利用できます。

私は、所沢キャンパス、早稲田キャンパスの図書館を積極的に利用しました!
履修する科目によってeスクールでの体験は変わる
ほとんどの科目は、大学のキャンパスに通うことなく単位取得可能です。でも、大学のキャンパスに行って単位を取得する科目もあります。たとえば、スクーリング(体育実技・研究ゼミにおける実験や実習)のある科目を選択すると、キャンパスに通うことになります。

体育の実技?
所沢キャンパスにはスポーツ科学部があるため、立派なグラウンドやテニスコートがあります。そこで、国内トップレベルの現役大学生とソフトボールやソフトテニスをします。

私は、運動神経抜群のサッカー選手たち(eスクール生)と共にテニスの実技を楽しみました。あれは、いい思い出です!
さらに、私は、所属する研究室の合宿にも参加しました。現役の若い大学生たちと研究について議論するだけでなく、スポーツやハイキングなども楽しみました。

合宿に関してはコロナが沈静化するまで、難しいかもしれませんね…
卒業研究(卒業論文)に取り組む
eスクールでは卒業研究(卒業論文)に取り組みます。

卒業研究?

自分で自分の研究テーマを決めて、自分で研究をします!
まずは、卒業研究に取り組み、それを、卒業論文にまとめます。そして、最後に卒業研究発表会に臨みます。この卒業研究発表会の口頭試問に合格してはじめて、eスクールを卒業できます。

パソコンで講義を受けるだけでは卒業できないんだね…
卒業研究発表会については、こちらで説明しています。
まとめ
早稲田大学人間科学部のeスクールは、インターネットに繋がった環境さえあれば、大学のキャンパスに通うことなく学習できます。そのため、社会人等にとって利用しやすいシステムですが、放送大学と比べるとそれなりの授業料を支払わなければなりません。でも、eスクールは、キャンパスに行ってキャンパスライフを楽しむこともできます。ただし、卒業研究(卒業論文)に取り組み、卒業研究発表会の口頭試問に合格しないと卒業できませんので、注意しましょう。
学ぶ目的が取り立ててない状態でeスクールに入学してしまうと、学び続けるモチベーションを維持するのは、ちょっと大変かもしれません。

まぁ、私は、入学してよかったと思っています。そうでなければ、博士課程まで行きませんよね。笑