eスクールってどんなとこ?
eスクールは、早稲田大学が提供するインターネットをフル活用した学習の場です。
放送大学とは違うの?
eスクールも放送大学も、大学のキャンパスに通うことなく学ぶことができますから、社会人等が利用しやすい学習環境ですね。ただし、eスクールは、放送大学のようにテレビやラジオを活用することはありません。あくまでインターネットを使った学習の場です。
それと…放送大学に比べると、eスクールの授業料は高いかな!
でも、eスクールは、早稲田大学のキャンパスに行ってキャンパスライフっぽいことを味わうことができます。
以下は、実際に、私がeスクール生活を送ってみての感想です。
eスクールでの生活
地理的・時間的な束縛がない
eスクールは通信教育課程扱いで、ほとんどの講義がeラーニング(インターネットを利用した学習形態)で行われます。
(2023/9/15 閲覧)
すでに社会人生活を送っている人や海外に居住している人、また、若くても国際的レベルのスポーツ選手や芸能活動で多忙な人などに向いています。
ちなみに、有名人と一緒の講義とか受けたことある?
ディスカッションの場で著名人の名前を見かけたことはあります。そのときは、ちょっとテンション上がりました!笑
いずれにしろ、インターネットを使える環境であれば、海外であろうと深夜であろうと学ぶことができます。おそらく、多くのeスクール生が、夜中や休日に講義を受けたりレポートに取り組んでいるのではないでしょうか。
授業料は登録単位数で決まる
各学期に振り込む授業料は、各eスクール生が履修登録した科目の単位数で決まります。
大学の授業料というと、大学側が決めた金額を一律に払うイメージですが、eスクールの場合は異なります。
eスクールの授業料=単位料 × 登録単位数
単位料(1単位当たりの料金)は大学が決定。登録単位数は各eスクール生が履修登録した科目単位数で決定。
そのため、eスクール生が支払う授業料は、各学期ごとに履修登録した単位数によって変化します。
たくさん科目登録したら、たくさん授業料を支払うってことだね?
そうです!ただ、科目によって単位数が異なったりしますので、そのあたり、気をつけてください!
また、大学が決める単位料は、年々引き上げられているのかもしれません。 私が在籍していた頃よりも、単位料、かなり上がっています。
単位料が35,200円ということは、2単位だと、35,200円×2=70,400円ってことか…
(2023/9/15 閲覧)
奨学金制度もありますが、私は利用しませんでした。
大学キャンパスに行く機会や他の学生との交流の機会
eスクールはインターネットを活用した学習の場ですが、通学生と同様、早稲田大学の学生であることに変わりはありません。
私は、大学のキャンパスにも行きましたし、他のeスクール生や一般通学生と交流する機会もありました。
たとえば
・大学の入学式や卒業式などに参加
・大学図書館の利用
・所属クラスのメンバーと交流
・一般の通学生と一緒に所属ゼミで研究活動
をしました。eスクールでの生活は、インターネット経由の学習形態に限定されるわけではなかったです。
特に、早稲田キャンパスの図書館には、よく通いました!
履修科目や所属したいゼミについて調べる
履修科目によっては、大学のキャンパスに行かなければならないこともあります。私の場合は、体育の実技や所属ゼミで行う実験などのために、所沢キャンパスに行きました。
体育の実技?
体育の実技がある科目を履修すると、所沢キャンパスの立派なグラウンドやテニスコートで、現役大学生とソフトボールやソフトテニスができます。
今は、そういう体育の実技科目はないのかな? シラバス検索しても出てこないですね…!
シラバスで科目検索する作業は大変です。でも、高い授業料を払うのですから、eスクールでどういう科目が提供されているか、しっかり検索することをお勧めします。
また、私は、所属した研究室が実験系だったため、キャンパスに行く機会が多かったです。所属ゼミの夏合宿にも参加しました。とはいえ、合宿の有無などは所属したゼミによって千差万別です。所属研究室を選ぶときは、しっかり確認しましょう!
卒業研究に取り組む
eスクールでは卒業研究に取り組みます。卒業研究に取り組むことなく、卒業することはできません。
卒業研究?
卒業研究では、まず、所属するゼミの教官とミーティングを行ない、研究テーマを設定します。
それから、最低2年間、卒業研究に取り組みます。
そして、卒業研究の内容を卒業研究発表会で発表します。この卒業研究発表会では口頭試問が行われます。そこで合格して、はじめて、eスクールを卒業できます。
パソコンで講義を受けるだけでは卒業できないんだね…
卒業研究は、けっこう、大変ですよ!
まとめ
早稲田大学人間科学部のeスクールは、インターネットに繋がった環境さえあれば、大学のキャンパスに通うことなく学ぶことができます。
社会人等にとって利用しやすいシステムです。でも、放送大学と比べて、授業料は高額な印象です。また、卒業研究(卒業論文)に取り組んで卒業研究発表会の口頭試問に合格しないと卒業できませんので、そのあたり、気をつけてください!
学ぶ目的が取り立ててない状態でeスクールに入学してしまうと、学び続けるモチベーションの維持がきついかもしれません…!