eスクールで学んでみて
eスクールは、早稲田大学が提供するインターネットをフル活用した学習の場です。

放送大学とは違うの?
eスクールも放送大学も、大学のキャンパスに通うことなく学べますから、社会人等が学習しやすい環境といえます。

ただ…eスクールと放送大学では、学費にかなり差があります!
以下は、実際に、私がeスクール生活を送ってみての感想です。
eスクール生活で気づいたこと
地理的・時間的な束縛なし
eスクールは通信教育課程扱いで、ほとんどの講義がeラーニング(インターネットを利用した学習形態)で行われます。

eスクールの開始は2003年だから、結構、長く続いてますね!
eスクールについて
https://www.waseda.jp/e-school/about
(2025/8/9 閲覧)
すでに社会人生活を送っている人や海外に住んでいる人、また、世界的レベルで活躍しているスポーツ選手や芸能活動で多忙な人に適した学習環境だと思います。

ちなみに、有名人と一緒の講義とか受けたことある?

ありますよ。ディスカッションの場で著名人の名前をみかけたとき、ちょっとテンション上がりました!
いずれにしろ、インターネット環境さえ整っていれば、海外であろうと深夜であろうと学ぶことができます。
登録単位数で決まる授業料
大学の授業料というと、大学側が決めた金額を一律に払うイメージですが、eスクールは異なります。
各学期に振り込む授業料は、各eスクール生が履修登録した科目の単位数で決まります。
eスクールの授業料=単位料 × 登録単位数
単位料(1単位当たりの料金)は大学が決定。登録単位数は各eスクール生が履修登録した科目単位数で決定。
そのため、eスクール生が支払う授業料は、各学期、人によって、異なります。

たくさん科目登録したら、たくさん授業料を支払うってことだね?

そうです!ただ、科目によって単位数が異なったりしますので、そのあたり気をつけて!
学費・奨学金
https://dpt-e-school.w.waseda.jp/examinees/scholaship.html
(2025/8/9 閲覧)

単位料が37,400円ということは、2単位だと、37,400円×2=74,800円ってことか…
大学が決める単位料は、年々引き上げられているのかもしれません。

私が在籍していた頃よりも、単位料、かなり上がっています!
奨学金制度もありますが、私は利用しませんでした。
ひとりぼっちではない大学生活
eスクールはインターネットを活用した学習の場ですが、通学生と同様、早稲田大学の学生であることに変わりはありません。
私は、大学キャンパスにも通いましたし、他のeスクール生や一般通学生と交流もしました。
たとえば
・大学の入学式や卒業式などに参加
・大学図書館の閲覧室の利用
・所属クラスのeスクールメンバーと交流
・所属ゼミで一般の通学生と研究活動
などです。
また、私が在籍していた当時は、体育の実技科目としてソフトボールやソフトテニスがありました。
通常の講義はオンデマンドで行われ、最後に実技として、所沢キャンパスにある立派なグラウンドやテニスコートでスクーリングを受けました。

現役部員の方たちが相手をしてくれて、とても楽しかったです!
シラバス検索してみると

今は、体育の実技科目は「ヨガ」のようですね!
シラバス検索で履修できる科目の確認
eスクールに興味があるのでしたら、どのような履修科目があるかシラバス検索で確認することをお勧めします。
シラバス検索
https://dpt-e-school.w.waseda.jp/system/syllabus.html
(2025/8/9 閲覧)
たとえば、体育の実技科目が「ヨガ」だということもシラバス検索で自宅に居ながらわかります。
また、eスクールを卒業するためには 研究室に所属する必要がありますから、どのような研究室があるか「専門ゼミ」「卒業研究ゼミ」などのキーワードを使って調べることもできます。
高い授業料を払うのですから、eスクールで提供される科目など、シラバス検索でしっかり確認することをお勧めします。
卒業研究のための所属ゼミ(研究室)を選択
eスクールでは、どこかの研究室に所属して卒業研究に取り組む必要があります。
研究に取り組むことなく、eスクールを卒業できないことに注意しましょう。

卒業研究って、大変?
研究室に所属して、自分の研究テーマを決め、最低2年間、その研究に取り組み、最終的に、卒業研究発表会に参加し、口頭試問を受けます。

大変そう…!
卒業研究発表会の口頭試問に合格し、さらに、卒業するために必要な単位数が取得できていれば、eスクールを卒業できます。

「パソコンで講義さえ受けていれば卒業できる!」ってわけではないんだね…
まとめ
早稲田大学人間科学部eスクールは、インターネット環境さえ整っていれば、大学キャンパスに通うことなく学ぶことができます。
孤独な学習環境を避ける工夫もされていますが、放送大学と比べると授業料は高いです。
また、卒業研究(卒業論文)に取り組んで卒業研究発表会の口頭試問に合格しなければ、eスクールを卒業できないことに注意しましょう。

私は、研究好きだったので、eスクール生活、とても楽しかったです!!!