早稲田大学大学院人間科学研究科へ進学:内部選抜入学試験
早稲田大学のeスクールから、早稲田大学大学院人間科学研究科に進学することができます。

えっ!? eスクールに大学院があるの?

いえ、eスクールに大学院はありません!
人間科学研究科が実施している「修士課程2年制内部選抜入学試験」を利用して、大学院に進みます。
「修士課程2年制内部選抜入学試験」は、人間科学部に在籍している卒業見込みの学生(eスクール生も含む)を対象に実施される試験です。
以下は、実際に、eスクールから内部選抜入学試験で大学院(人間科学研究科)に進学した私からのアドバイスです。
内部選抜の入学試験に出願できる条件
まず、内部選抜の入学試験に出願するには、一定の条件をクリアしている必要があります。

条件?
まず、eスクールで「一定水準以上の学業成績を修めているか」です。
学業成績の基準値「GPA」が平均3.00以上であること(2025年3月時点)
また、在籍年数にも「αコースは5年以内、βコースは6年以内」などの制限があります。
詳細は、下記の【入学試験情報ー早稲田大学大学院人間科学研究科】で確認してください(2025/8/21 閲覧)。

「eスクール事務局」から「お知らせ」もでます!
キャンパスに通う必要がある
また、大学院に進学後は、eスクール出身者でも一般の通学生と同じ扱いになります。

所沢キャンパスに通わなければならないってこと?
早稲田キャンパスで受講できる科目もありましたが、大学院に進学するのであれば「キャンパスに通う環境」を整える必要があります。

私の場合は専門が情報系のため、大学院でもオンライン形式の講義が提供されていました。これは、とてもありがたかったです!
いずれにしろ、eスクール時代よりも頻繁に所沢キャンパスに行きました。
大学院での研究計画
大学院では、自分独自の研究をする必要があります。

修士課程の研究活動は、eスクールの卒業研究とはレベルが違います!
そのため、しっかりとした研究計画書が必要となります。

研究計画書?
研究計画書とは、文字通り「自分はどのような研究をどのようにするつもりか」という研究の計画をまとめたものです。
大学院でどのようなテーマの研究をどのような方法で行う予定か、研究をすることによってどのような成果が見込めるか、などを具体的に記述します。
eスクールを受験するときに志望動機書を書きましたが、研究計画書は、その志望動機書をより本格的にしたものです。

う〜ん、書き方の見本みたいなものがあるといいな!
研究計画書の書き方には、ある程度、パターンがあります。
とはいえ、研究分野によって研究計画書の書き方に差はありますので、大学院に進学したeスクールの先輩などに相談してみましょう。

eスクールから大学院に進学した人は、けっこういますよ!
私の場合は
・研究の背景
・研究の目的
・志望動機
・ここまでの研究成果
・これからの研究計画
・参考文献
などの内容を、4000字程度にまとめました。
研究計画書については、こちらでも紹介しています。
指導教員の存在
人間科学研究科で自分の研究を進めるためには、研究を指導してくれる教員が必要です。

指導してくれる教員?
もしも、研究を指導してくれる教員がいない状態で進学してしまうと、人間科学研究科で研究を進めることは難しいかもしれません。
大学院では『講義を受ける』より『研究室での研究』に重きが置かれます。
指導していただける教員を見つけ、事前にきちんと相談しておくことをお勧めします。

来年度からは「大学院生を募集しない!」などという研究室もあったりしますよ!
内部選抜入学試験の様子
内部選抜入学試験は、1次選考が書類審査、2次選考が面接試験です。
面接試験は、所沢キャンパスで行われました。
一同が教室に集められ、順番に面接を受けるのですが、けっこう、シビアだった記憶があります。

一般の通学生に混じって面接試験を受けたので、かなり緊張しました!
まとめ
人間科学研究科が実施している「修士課程2年制内部選抜入学試験」を利用して、eスクールから大学院に進学することができます。
ただし、大学院に進学すると、キャンパスに通う頻度が増えますので、実際にキャンパスに通えるかどうか、よく検討してから出願することをお勧めします。
また、大学院(人間科学研究科)では、研究を指導してくれる教員の存在が重要です。注意しましょう。

大学院での生活について日記風にまとめた記事もあります。興味のある方はこちらもどうぞ!