ひらがな、カタカナ、漢字を適切に使い分けよう!
大学のレポートや卒業論文を書くときには、ひらがなやカタカナ、漢字を適切に使い分けましょう。
大学で、そのレベルの話?
意味が伝わりにくいカタカナ表記
カタカナ語の連発は避ける
大学のレポートや卒論でカタカナ語を使うときは、そのカタカナ語が指し示している意味を読み手にきちんと伝えましょう。
読み手が誤解するような使い方は避けます!
でも、なんとなく、カタカナ語を使うとかっこいい気がする!
いくら見た目がかっこよくても、書かれている内容が正しく伝わらないと困ります!
たとえば
「デファクト・スタンダードをめざす」と書かれていたら?
デファクト…、何それ?
デファクト・スタンダードは「業界標準」という意味です
知らない…。そもそも、デファクトって英語?
ラテン語です!
ラテン語!!!
意味がよくわからないカタカナ語をレポートや卒論で連発しないようにしましょう。肝心の内容が正しく読み手に伝わらなくなってしまいます。
漢字で表記できないか検討する
カタカナ語を使う前に、そのカタカナ語の指し示す意味を適切に表現することができる漢字表記がないか、検討してみましょう。
フ〜〜〜ン!それじゃあ「コンピュータ」も「電子計算機」って書いた方がいいの?
「コンピュータ」は中学生でもわかる程度に普及していますから、そのまま使っても大丈夫でしょう!
すでに、中学生でもわかる程度に日常生活で流通しているカタカナ語であれば、わざわざ漢字表記にする必要はありません。でも、専門用語や業界用語など、特定分野で流通しているだけのカタカナ語を使いたいときは、言い換え可能な漢字表記がないか検討することをお勧めします。
たとえば、以下のような語句では、カタカナ、漢字、原語、どれがわかりやすいですか?
カタカナで表記したら語句の意味を説明する
レポートや卒論では専門的な内容を記述するため、日常生活では使われないカタカナ表記の語句を扱うことが多いです。
適切な漢字表記が見つからない場合もありますから、そのようなときは、そのカタカナが指し示している意味をきちんと説明しましょう。
カタカナの意味が曖昧なまま使ってはダメってことだね!
英語をもとにしたカタカナ表記であれば、もとの英語の綴りを示してもいいですね!
専門用語や業界用語であれば、どのような定義で使われている語句か説明すると、より、わかりやすくなります。
「〇〇は、△△△△の意味で使用する。」「ここでは、〇〇を△△△△と定義する。」などと説明します!
意味を曖昧にしたままのカタカナ表記が並んでいるレポートや卒論は避けましょう。
でも、漢字がいっぱい並んでいる文章って、読みにくそう…
では、ここで、レポートや卒論を読みやすくする、ちょっとしたコツを紹介します。
ひらがな表記をお勧めする漢字表記
大学で書くレポートや卒論は難しい語句が多く使われるため、どうしても漢字が増えてしまいます。
漢字が多い文章は文字がいっぱい並んでいて、読みにくい!
漢字は画数が多いからでしょうか、漢字が並んでいる文章は暗く見えてしまいます。そのため、読みにくく感じるかもしれません。
白い部分を増やすと明るい印象になって、読みやすくなるかもね!
ということで、漢字で書く必要のない語句はひらがなで表記しましょう!
たとえば、以下のような語句をひらがなで表記します。これらはレポートや卒論などでよく使われる語句ですから、ひらがな表記にすると白い余白部分が増えます。そのため文章全体が明るい印象になります。
ただし、ひらがなばかりにするとそれはそれでよみにくいですから、なにごともほどほどにね!
まとめ
大学のレポートや卒業論文を書くときには、ひらがなやカタカナ、漢字を適切に使い分けるようにしましょう。
レポートや卒業論文でカタカナ語を使うときは、漢字表記に言い換えることができないか、まずは、検討することをお勧めします。
どうしてもカタカナ語を使用しなければならないときは、そのカタカナが指し示している意味をきちんと説明してから使ようにしましょう。
また、画数が多い漢字ばかりが並んでいる文章は暗くなりがちです。
そのようなときは、漢字で書く必要のない語句をひらがなで表記してみましょう。文章から受ける印象が明るくなり、読みやすくなるかもしれません。
謎のカタカナがずらっと並んでいる文章って、結局、何がいいたいのかよくわからなかったりするんですよね…けむに巻かれた感じ?