大学院で求められる論文の書き方とは?

学位記を並べた写真 修士論文・博士論文

大学院で求められる論文の書き方

大学院で学んだり研究をしたりする生活は楽しいですが、いざ、論文を執筆しようとすると大変な作業になります。修士論文や博士論文って、報告書を書くような書き方とは違います。

報告書と論文の書き方って報告書の書き方とは違う気はする。でもどこがどう違うんだろう?

 

そう!なんとなく違うとは思いますよね

 

報告書のイメージって

参加した会議の報告書を書く
現場を視察した報告書を書く

こんな感じではありませんか?

つまり、報告書は、ある事柄について報告する文章です。事実に基づいて丁寧に書かれていることが大切ですよね。でも、論文は、違います。論文は、ある事柄について報告するというより、ある事柄について主張をする文章です。

う〜〜〜ん、主張する文章って、あまり書いた経験がない!

確かに、あまりないかもしれません

では、どういう形式の文章が論文と呼べる文章なのでしょうか?

 



論文形式の文章ってどんな文章?

論文形式の文章をひと言で説明するのは難しいです。

でも、例えば、次のような書き方をした文章は論文形式の文章といえるでしょうか。


Aは、主張、根拠、結論が明確に書かれた文章であるから論文形式の文章である。

Aには、〇〇という主張が明確に示されている。
Aには、〇〇という主張の根拠が明確に示されている。
Aには、〇〇という主張に対する結論が明確に示されている。

したがって、Aは論文形式の文章である。

 

この書き方、かなり説得力ありませんか?

 

当たり前のことを言ってる気がするけど…

当たり前といえば当たり前ですが…主張に納得させられます

つまり、Aは論文形式の文章だという結論に、読んだ人が納得するわけです。

このような、①が主張、②が根拠、③が結論 の形で明確に書かれた文章は論文形式の文章といえます。

う〜〜〜ん、では、論文形式でない文章ってどんな感じ?

うわぁ、難しい質問ですね。例えば…

 

本会議の議題は〇〇であった。
〇〇への対応について次のような3つの意見が出た。
1の意見は、△△である。
2の意見は、▲▲である。
3の意見は、□□である。
話し合いの結果、〇〇への対応は△△との結論を得た。

 

これは、論文形式の文章とはいえないのではないでしょうか?
少なくとも、論文では何らかの主張をしなければなりません。ここには、自分の主張が書かれていません。

 

確かに、自分の主張がない!

 

会議に参加した人の報告書としては成り立ちますが、論文ではないです!

 

論文形式の文章は、少なくとも

① 主張を明確に示す
② 主張を支える根拠を明確に示す
③ 主張に対する結論を明確に示す

このような形で書かれている文章です。

 


論文形式の文章を書けるようにするには?

論文形式の文章を書く技術、そう簡単には取得できないと思った方がいいです。修士論文や博士論文は付け焼き刃で書ける文章ではありません。では、どうすればいいのでしょうか?

とにかく、多くの論文を読みましょう!

読む?

はい!読むんです

修士論文や博士論文を執筆するためには多くの論文を読まなければなりません。ですから、先行研究等の論文を読みながら、書くコツをつかんでいくのです

書くコツ?

読んでいる論文の主張はどこにどんな風に書かれているか
主張の根拠はどこにどんな風に書かれているか
主張の結論はどこにどんな風に書かれているか

そういうことを常に意識しながら論文を読んでいると、論文を読解する力も上がるはずです。

そのためには、大学図書館の蔵書検索システムなどを使って気になる論文を検索し、論文をどんどん読んでいきましょう。

最近は、無料公開されている論文も多いよね

はい、Google Scholarなどを使って論文を検索することもできます!

でも、お金を払わないと読めない論文も多いです。大学がまとめてお金を払って、論文を無料で読めるケースもあります。大学図書館の蔵書検索システムも積極的に活用し、多くの論文を読みましょう。



まとめ

論文形式の文章は、少なくとも

① 主張を明確に示す
② 主張を支える根拠を明確に示す
③ 主張に対する結論を明確に示す

このような形で書かれている文章を指します。

この点を意識しながら多くの論文を読み、書き方のコツを掴んでいくと、修士論文や博士論文を執筆するときに役立つはずです。

 

学会誌に論文を投稿するときにも役に立つはず。目指せ accept!

 


 


 

 

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