卒業論文の研究テーマを決めるときに優先することは?
卒業論文を書くためには、自分の研究テーマを決める必要があります。また、どのように研究を進めていくかをまとめた文書「研究計画書」の提出が必要なゼミ(研究室)もあります。

研究計画書?
もしも、研究計画書の提出を求められたら、所属しているゼミ(研究室)の先輩などに、研究計画書の見本(ひな型)がないか確認してみましょう。

ただし、中身をコピぺすることはダメですよ!
いずれにしろ、卒業論文を書くためには、自分の研究テーマを決めなければなりません。

どうせ書くなら、社会的重要な問題を取り上げて解決策を提案するような「カッコイイ卒業論文」を書きたい!

でも、自分にとって興味あることを研究テーマにして、それを探求する卒業論文も、なかなかいいものですよ!
卒業論文の研究テーマを決めるときに、社会的意義を優先するか、それとも、自分の興味を優先するか、どちらがいいでしょうか。
まずは、興味を優先しよう!

研究分野にもよりますが、卒業論文の研究テーマには、自分の興味を優先することをお勧めします。
2年間で、やらなければならないことが山のようにある
卒業論文を書くためには、やらなければならないことがたくさんあります。
まず、研究テーマと関連する文献を探します。
そして、多くの書籍や論文などを読んで先行研究を調べます。
先行研究を参考にして、自分の研究を進めていきましょう。質問調査や現地調査、インタビュー調査などを行うこともありますし、研究分野によっては、実験をする必要があるかもしれません。
そのような、諸々の調査や実験が終わったら、その結果を分析し、考察します。
最後に、卒業論文を書きます。

これ全部、2年間でやるの?!
もしも、社会的意義を優先して、自分にとってあまり興味のない研究テーマを選んでしまうと、2年間、研究活動を続けることは難しいかもしれません。
ということで、2年間、研究のモチベーションを維持するために、自分の興味を優先して研究テーマを決めることをお勧めします。
社会的意義も、ある程度は必要!
卒業論文では、自分の興味を優先して研究テーマを決めることをお勧めします。でも、社会的意義を無視するわけにもいきません。大学生が卒業論文を書くのですから、ある程度、社会的意義は必要です。

自分の興味を優先して研究テーマを選んだら、とにかく関連するであろう文献を探しましょう。最初はうまく探すことができないかもしれませんが、いろいろと調べていくうちに、何かしら関連がありそうな文献を見つけ出すことができるはずです。
文献探しをしながら社会的意義を見つける
自分の研究テーマに関連する語句をキーワードにして、とにかく文献を探します。卒業論文の執筆に、文献探しは欠かせません。
たとえば、「ピクトグラム」↓こんな感じの視覚に訴える図を例にして文献を検索すると

Google Scalar(Googleが提供する学術文献を検索するサイト)で
約1470件ヒットします(2022/12/29調べ)。

「ピクトグラム」に関する文献が、そんなにあるんだ!
このように、研究テーマに関するキーワードを使って、文献を探していきます。面白そうな書籍や論文がヒットしたら、読んでみましょう。
「検索して読む」を繰り返すことによって、過去に、どのような研究が行われてきたかを知ることができます。そこに、社会的意義もあるはずです。
まとめ
卒業論文を書くためには、まず、自分の研究テーマを決める必要があります。
ここでは、2年間、研究のモチベーションを維持するために、自分の興味を優先して研究テーマを決めることをお勧めしました。
とはいえ、卒業論文を書くのですから、ある程度は社会的意義も必要です。興味を優先しつつ、社会的意義ある研究をするためには、とにかく、関連する文献を探して読むしかありません。

自分の興味ある分野を研究テーマに選んだとしても、さずがに、卒業論文を一夜漬けで書くことは無理だと思います…