箇条書きスタイルのスライドを使って発表を聞いてもらおう!

箇条書き風のスタイルで作成されたスライドの説明図 スライド
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発表者のスピーチを助けるスライドとは?

修士論文や投稿論文を発表するときには、発表用のスライドを作成する必要があります。卒業論文を発表するときに、スライドを使った発表を課す大学や研究室もあります。

でも、主役は、あくまで、発表者自身のスピーチです。あまりスライド作りに労力をかけすぎないよう、注意しましょう。たとえば、小さな文字や細かな図で埋め尽くされたスライドを作成したり、いろいろなアニメーションを多用したスライドなどは、避けた方がいいです。

あくまで、メインは発表者のスピーチで、スライドはサブです!

でも、聞き手は、スライドをジッと見てるよ!

スライドを見ながら、発表者のスピーチを聞いているのです!

もしも、発表者がホワイトボードを使って説明していたら、聞き手はホワイトボードを見ます。また、配布資料を使って説明していたら配布資料を見ます。スライドはあくまで、発表を補助するためにスクリーンに映し出しているものです。

研究発表では、発表者自身が口頭で行う説明がメインであり、スライドは、あくまで、発表者の説明を補助するためのものであることを忘れないようにしましょう。

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「読む」負担を減らし、「聞く」に集中できるスライド

聞き手が、発表者のスピーチに耳を傾けることができるようなスライドを作成しましょう。

たとえば、小さな文字で埋め尽くされたスライドがスクリーンに映し出されてしまうと、聞き手はそれを読むことに集中してしまいます。

箇条書き風スタイルのスライドについて文章のみで説明した例

その結果、発表者のスピーチに耳を傾ける余裕がなくなります。読むという作業の負担を減らすためには、箇条書き風スタイルのスライドをお勧めします。文字数が減って、文字を読むという負担が減るからです。

箇条書き風スタイル

聞き手に文字を読む負担をかけないために、箇条書き風スタイルでスライドを作成しましょう。

箇条書き風スタイル?

以下のように、箇条書き風に短文を並べて書きます。

箇条書き風のスタイルで作成されたスライドの例

以下、箇条書き風スタイルでスライドを作成するコツです。

1行に収まるような短文を作成

箇条書き風スタイルでスライドを作成するためには、1行に収まるような短文を作成する必要があります。そのためには、まず、キーワードを決めましょう。

キーワード?

発表内容の中からキーワードを探し出し、そのキーワードを使って1行に収まる長さの短文を作ります。

簡単そうですが、実際にやってみると、ここが一番難しいです!

短文を配置

1行に収まる長さの短文をいくつか作成したら、その短文を、自分が説明しやすいようにスライドに並べます。

パワーポイントなどの箇条書き機能を使ってもイイ?

パワーポイントなどの箇条書き機能を使ってもかまいません。ただし、箇条書き機能を使うと、どうしてもパワーポイントのレイアウトにしばられてしまいます。

ここでは、自分が発表しやすいよう、自分好みのレイアウトで短文を並べることをお勧めします。

体裁を整える

自分が説明しやすいように短文を並べたら、スライドの体裁を整えましょう。

たとえば、以下のように体裁を整えると、聞き手だけではなく、発表者自身にとっても見やすいスライドになります。

・見出し部分に該当する短文のフォントを拡大し、太字にする
・見出し部分を目立たせるために、見出し以外の短文を右にずらす
・番号を振りたい短文があれば、数字を書き込んで箇条書き風にする

箇条書き風のスタイルで作成されたスライドの説明図

発表者は、スライドの内容に沿いながらスピーチできそう!

聞き手は、スライドの内容に沿ってスピーチを聞いていけばいいので、ラクです!

研究発表の主役は、あくまで、発表者自身によって口頭で行われる説明です。説明しやすくなるよう、スライドの体裁を整えましょう。

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まとめ

研究発表の主役は、口頭で行われる発表者自身の説明です。聞き手が余裕をもって発表者のスピーチを聞くことができるよう、箇条書き風スタイルでスライドを作成することをお勧めします。

箇条書き風スタイルでスライドを作成しておくと、聞き手が読まなければならない文字数を減らすことができます。さらに、聞き手だけでなく、発表者自身も見やすいですから、研究内容を説明しやすくなります。

箇条書き風スタイルのスライドを作成するためには、まず、キーワードを決め、それから、1行に収まる長さの短文を作りましょう。


箇条書き風スタイルのスライドに沿う形で研究発表するためには、何回か発表練習をする必要があります。発表練習も、頑張りましょう!

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