eスクールで学んでみて
eスクールは、早稲田大学が提供するインターネットをフル活用した学習の場です。

放送大学とは違うの?
eスクールも放送大学も、大学のキャンパスに通うことなく学べますから、社会人等が学習しやすい環境といえます。

ただ…eスクールと放送大学では、学費にかなり差があります!
以下は、実際に、私がeスクール生活を送ってみての感想です。
eスクールでの生活
地理的・時間的な束縛がない
eスクールは通信教育課程扱いで、ほとんどの講義がeラーニング(インターネットを利用した学習形態)で行われます。

eスクールの開始は2003年だから、結構、長く続いてますね!
eスクールについて
https://www.waseda.jp/e-school/about
(2025/3/4 閲覧)
すでに社会人生活を送っている人や海外に居住している人、また、世界的レベルで活躍しているスポーツ選手や芸能活動で多忙な若い人にも適した学習環境だと思います。

ちなみに、有名人と一緒の講義とか受けたことある?

ディスカッションの場で著名人の名前を見たときは、ちょっとテンション上がりました!
いずれにしろ、インターネットを使える環境であれば、海外であろうと深夜であろうと学ぶことができます。
多くのeスクール生が、夜中や休日に講義を受けたりレポートに取り組んでいるのではないでしょうか。
授業料は登録単位数で決まる
大学の授業料というと、大学側が決めた金額を一律に払うイメージですが、eスクールの場合は異なります。
各学期に振り込む授業料は、各eスクール生が履修登録した科目の単位数で決まります。
eスクールの授業料=単位料 × 登録単位数
単位料(1単位当たりの料金)は大学が決定。登録単位数は各eスクール生が履修登録した科目単位数で決定。
そのため、eスクール生が支払う授業料は、各学期ごとに履修登録した単位数で変わります。

たくさん科目登録したら、たくさん授業料を支払うってことだね?

そうです!ただ、科目によって単位数が異なったりしますので、そのあたりは気をつけて!
学費・奨学金
https://dpt-e-school.w.waseda.jp/examinees/scholaship.html
(2025/3/4 閲覧)

単位料が37,400円ということは、2単位だと、37,400円×2=74,800円ってことか…
大学が決める単位料は、年々引き上げられているのかもしれません。

私が在籍していた頃よりも、単位料、かなり上がっています!
奨学金制度もありますが、私は利用しませんでした。
大学キャンパスに行く機会や他の学生との交流の機会
eスクールはインターネットを活用した学習の場ですが、通学生と同様、早稲田大学の学生であることに変わりはありません。
私は、大学のキャンパスにも行きましたし、他のeスクール生や一般通学生と交流する機会もありました。
たとえば
・大学の入学式や卒業式などに参加
・大学の図書館を利用
・所属クラスのメンバーと交流
・一般の通学生と一緒に所属ゼミで研究活動
などです。
eスクールでの生活は、インターネット経由の学習形態に限定されるわけではありませんでした。

特に、早稲田キャンパスにある図書館は、よく利用しました!
履修科目や所属したいゼミの確認
私が在籍していた当時は、体育の実技がある科目を履修すると、所沢キャンパスの立派なグラウンドやテニスコートを使って、現役大学生とソフトボールやソフトテニスをすることができました。

今は、そういう体育の実技科目はないのかな? シラバス検索しても出てこないですね…!
シラバス検索
https://dpt-e-school.w.waseda.jp/system/syllabus.html
(2025/3/4 閲覧)
シラバスを使って科目検索する作業は大変です。
でも、高い授業料を払うのですから、eスクールでどういう科目が提供されているか、しっかり検索することをお勧めします。
また、私は所属した研究室が実験系だったため、所沢キャンパスに行く機会が多かったです。
所属研究室を選ぶときは、活動方針などをしっかり確認しましょう。
卒業研究に取り組む
eスクールでは卒業研究に取り組みます。
そのために、研究室に所属する必要があります。
卒業研究に取り組むことなく、卒業はできませんので注意しましょう。

卒業研究って、大変?
研究室に所属して、そこで、自分の研究テーマを決めます。
最低2年間、卒業研究に取り組みます。
最終的に、卒業研究発表会で卒業研究の内容を発表し、口頭試問を受けます。
それに合格し、卒業に必要な単位数を取っていれば、晴れてeスクールを卒業できます。

パソコンで講義を受けるだけで、卒業できるわけではないんだね…
まとめ
早稲田大学人間科学部のeスクールは、インターネットに繋がった環境さえあれば、大学のキャンパスに通うことなく学ぶことができます。
社会人等にとって利用しやすいシステムですが、放送大学と比べると授業料は高額です。
また、卒業研究(卒業論文)に取り組んで卒業研究発表会の口頭試問に合格しないと卒業できないことに注意しましょう。

私は、研究好きだったので、eスクール生活は楽しかったです!