何かについて論じる文章は、序論・本論・結論!
大学のレポートは、序論・本論・結論の構成で書きましょう。調べたことを単純に並べただけのような文章、いわゆる、調べ学習のような文章を書かないように注意しましょう。
ここでは、序論・本論・結論 の基本的な形について説明します。
序論・本論・結論の基本的な形
担当している教員にもよりますが、大学で出されるレポート課題の分量は、おおよそ、2000字から4000字ぐらいのものが多いと思います。
そのため、ここでは、2000字程度のレポートを想定して説明します。
フォントの大きさにもよりますが、A4用紙で2枚程度かな?
序論・本論・結論って、それぞれ、どのくらいの文字数を書けばいいの?
2000字程度のレポートであれば、以下のようなバランスで書くことをお勧めします。
レポートのタイトル:中央寄せ 学生番号と名前:右寄せ
序論の分量:全体の分量に対して20%ぐらい(2000字のレポート課題で400字ぐらい)
本論の分量:全体の分量に対して60%ぐらい(2000字のレポート課題で1200字ぐらい)
結論の分量:全体の分量に対して20%ぐらい(2000字のレポート課題で400字ぐらい)
参考文献リスト:参考にした本や論文などのリスト
(参考文献リストの文字数はレポートの指定文字数に含めないことが一般的)
序論・本論・結論を書くときの注意点
序論・本論・結論部分に、何を書くの?
さっくり説明すると、こんな感じかな?
レポートのタイトル
レポートに書かれている内容が的確に伝わるよう、タイトルをつけます。
レポートを書く前にタイトルを決めて、そのタイトルに沿う形でレポートを書き進める方法でも、逆に、レポートを書き上げてから、書き上げたレポートに合う形のタイトルをつける方法でも、どちらでもかまいません。
大事なことは、タイトルとレポートの内容が一致していることですね!
学生番号と名前
採点していると、学生番号や名前が書かれていないレポートが出てきます。せっかく、レポートを書いて提出するのですから学生番号や名前は必ず書きましょう!!
序論
レポートで課されたテーマに対する自分の主張を記述します。
「課されたテーマに対して、自分はどんな立ち位置でレポートを書くのか!どんな主張をするつもりか!」などを、簡潔に記述します。
ここが、調べ学習とは違うところかな?
本論
序論で書いた自分の主張に対する根拠を、本や資料などを使いながら記述します。
自分の主張に対する根拠を記述して、読み手を納得させます!
結論
序論と本論を要約して、レポートで課されたテーマに対する結論を記述します。
「自分の主張は〇〇で(序論の要約)、その根拠を本論で△△と示したよ(本論の要約)。だから、結論は□□だよ!」
です。
参考文献リスト
大学でレポートを書くときには、本などを参考にしてかまいません。ただし、参考にした資料(論文やウェブサイトなども含め)すべてを参考文献リストにまとめ、レポートの最後に必ず書いておきましょう。
剽窃について
レポートを書くために、本や論文、ウェブサイトを参考にする行為は決して悪いことではありません。むしろ、レポートの内容を充実させるために、多くの資料を調べましょう。ただし、本や論文、ウェブサイトに書かれていた内容を、まるで自分が考えついたかのようにレポートにそのまま書き写す行為はダメです。それは、剽窃です。何かの資料を参考にしたのであれば、参考にした文献を必ず参考文献リストに書いておきましょう。
序論・本論・結論の書き方について、もう少し詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
まとめ
大学のレポートは、序論・本論・結論の構成で書きましょう。調べたことを単純に並べただけのような文章、いわゆる、調べ学習のような文章を書かないように注意しましょう。
起承転結も違うからね!