簡単な図形とテキストの組み合わせで、イメージ通りの図を作成する
発表用のスライドにシンプルな図を載せておくと、発表内容が聞き手に伝わりやすくなります。そのため、図式化できるものはなるべく図式化してスライドに載せましょう。
パワーポイントのSmartArtを使うと、かっこいい図が描けるよ!
たしかに、SmartArtを使うと、かっこいい図が簡単に描けますね!
でも、自分のイメージ通りの図を描こうとすると、SmartArtではうまく描けないことがあります。もしも、SmartArtの達人を目指すのであれば挑戦してみてください。
SmartArtについては、Microsoftのサイトで確認できます。
SmartArtの達人を目指していない場合は、簡単な図形とテキストを組み合わせて描画する方法をお勧めします。
たとえば、下記のような図も、四角形や線などを使うだけで描画することができます。
どのように図を配置するかが、ポイントですね!
ポイントは、図を使って「何を伝えたいか!」を明確にし、その「伝えたいこと」が適切に伝わるよう図形やテキストを配置することです。
以下、簡単な図形とテキストを使った描画について説明しています。(※ PowerPoint(Microsoft Office for Mac 2011)を使用)
簡単な流れ図を描いてみる
下記のような簡単な流れ図を描くと仮定しましょう。
まず、図で伝えたいことを明確にする
図を描画するときは、その図を使って「何を伝えたいか!」を、明確にしておくことが大切です。
上記の図で伝えたいことは、以下です。
・紹介状をもっていない人は相談窓口にいって相談しなければならないこと
・相談の結果、当日、診察を受けられるかもしれないし、受けられないかもしれないこと
つまり、紹介状をもっていない場合、相談窓口の対応次第で「当日診察」か「後日診察」に結果が分かれるということです。
SmartArtで描いてみる
SmartArtを使うと、下記のような流れ図を簡単に描くことができます。
でも、これだと、伝えたいことが伝わらないね!
こういうときは、SmartArtの使用をスパッとあきらめましょう!
簡単な図形を組み合わせて描く
ここでは、四角形など、簡単な図形を使って流れ図を描いています。
1:四角形を描き、テキストを書き込む
2:四角形を、手順通りに並べる
3:四角形を、矢印付きの線で結ぶ
4:「紹介状の有無」に関する留意点を書き足す(三角形を使用)
5:「後日診察」の存在を強調する(赤色を使用)
1〜5の中で重要な作業は、「2:四角形を、手順通りに並べる」ことです!
他の作業は、四角形の中にテキストを書き込んだり、色を変えたりしているだけですから、PowerPoint の使い方に慣れていれば、それほど難しい作業ではありません。
この方法だと、図のレイアウト変更も簡単だね!
図を使って伝えたいことを適切に伝えるには、簡単な図形とテキストを組み合わせて作図しましょう。
不必要な装飾をつけない
また、研究内容と直接関係していない装飾などは、図に付けなようにしましょう。
たとえば、図形に影などがついていると、図全体がボケて見えます!
影を消すと、図が鮮明になるね!
伝えたいことを明確に伝えるために、不必要な装飾は削除しましょう。
簡単な図形の組み合わせで絵を描く
四角形や丸など、簡単な図形を組み合わせるだけで下図のような絵を描くこともできます。
たとえば、スライドに絵を載せて「実験参加者がタブレットを使って作業する様子をカメラ2台で撮影した。カメラ-1はテーブルに固定し・・・」などと説明する方が、文字のみで説明するよりわかりやすいのではないでしょうか。
たとえ、簡略化された絵でも、文字だけで説明されるよりはイメージしやすいかもね!
まとめ
研究発表をするときは、図式化できるものを積極的に図式化してスライドに載せることをお勧めします。図を使うと、聞き手に発表内容が伝わりやすくなるからです。
まず、図を使って「何を伝えたいか!」を明確にしましょう。そして「伝えたいこと」が適切に伝わるよう、簡単な図形とテキストを組み合わせていきます。
簡単な図形とテキストを組み合わせて描画する方法は、レイアウトの変更などもやりやすいです。
簡単な図形とテキストを組み合わせて描画する最大のメリットは、応用が効くことでしょう!