卒業論文をパラグラフ・ライティングで書くときに重要となるトピック・センテンス

トピック・センテンスはパラグラフの先頭に書く！

卒業論文全体の構成は、序論・本論・結論です。

また、卒業論文は、パラグラフ・ライティングで書くことをお勧めします。

パラグラフ・ライティングは論理的な文章の執筆に適しているからです。

ここでは、パラグラフ・ライティングで書くときに重要となるトピック・センテンスについて説明します。

トピック・センテンスは、パラグラフ内で記述する内容を要約したもので、各パラグラフの先頭に記述します。

パラグラフ・ライティングとトピック・センテンス

１つのパラグラフ内に１つのトピック（話題）についてのみ記述するのが、パラグラフ・ライティングです。

トピック・センテンスは、パラグラフ内の記述内容をまとめた一文です。

下図に示すように、トピック・センテンスは各パラグラフの冒頭に置きましょう。

よろしければ、こちらも参考にしてみてください。

パラグラフと段落は違う

段落は、何かしらのルールに基づいて文章を一つのかたまりにまとめたものですが、段落のまとめ方に厳密なルールがあるわけではありません。

そのような段落と比較して、パラグラフ・ライティングでは、パラグラフ内で記述するトピック（話題）の扱いが厳密です。

パラグラフ・ライティングでは、１つのパラグラフに１つのトピック（話題）についてのみ記述することに注意しましょう。

たとえば

のような理由で、パラグラフを変えたり異なるトピックに飛ぶことはできません。

パラグラフは、ある１つのトピック（話題）について述べた文の集合体であることに注意しましょう。

トピック・センテンスがパラグラフの記述内容を限定

パラグラフ内で記述している内容を要約したものがトピック・センテンスです。

トピック・センテンスによって、パラグラフ内の記述内容が限定されます。

明確なトピック・センテンスがパラグラフの先頭に書かれていると、それに準じる形で、パラグラフ内で記述する内容はA、B、C に限定されます。

また、トピック・センテンスはパラグラフの要約文ですから、トピック・センテンスを拾い読みしていくだけで文章全体の概要をつかむことができます。

少々長い英語の論文でも、トピック・センテンスを探して拾い読みするだけで論文に書かれている全体像を掴むことができます。

パラグラフ内で記述する内容を明確にするために、トピック・センテンスは各パラグラフの先頭に書きましょう。

まとめ

卒業論文など、論文形式の文章を執筆するときはパラグラフ・ライティングで書くことをお勧めします。

パラグラフ・ライディングは、パラグラフ内で扱うトピック（話題）の扱いが段落より厳密です。

また、パラグラフ内で記述する内容を明確にするために、トピック・センテンス（パラグラフの要約文）はパラグラフの先頭に書きましょう。

パラグラフ・ライティングはその厳密さゆえ、論文形式の文章に向いた書き方といえます。

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